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共同通信加盟の48社がPerplexityの「ただ乗り」に抗議。誤情報拡散も指摘

 共同通信社は12月1日、ニュース記事が無断で複製・利用されているなどとして、Perplexityに対し無断利用の即時停止や損害賠償を求める文書を送付したと明らかにした。

 共同通信は、Perplexityによって配信記事が無断で収集・複製され、AIの回答生成に利用されていると指摘。ニュースサイト「47NEWS」では、Perplexityから約1年間で数十万回のアクセスが確認されたとし、こういった行為が著作権法に違反していると主張した。加えて、共同通信の社名や記事を示しながら、内容に誤りがある回答を提供し、信頼やブランド価値を大きく毀損されたと訴えた。

 その上で、Perplexityの行為はAI企業による記事へのフリーライド(ただ乗り)であり、断じて容認できないと強く抗議した。要求が受け入れられない場合は訴訟も視野に入れている。

 あわせて同日、共同通信に加盟する48の新聞社からも、Perplexityの行為には明確な著作権侵害があるとして、連名で声明を発表した。