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エレコム、ベアリング搭載で滑らかさ追求のトラックボール「HUGE PLUS」。モバイル型「bitra」も復刻

 エレコムは、トラックボールの新製品として、人気の高い人差し指操作型モデル「HUGE」の上位モデルとなる「HUGE PLUS」の発売と、モバイル型「bitra」の復刻を発表した。本日より先行予約販売を開始する。合わせて設定ソフトウェア「エレコム マウスアシスタント」のアップデートも告知された。

HUGE PLUS

HUGE PLUS

 「HUGE PLUS」は、直径52mmの大型ボールと低反発パームレストを採用する人差し指操作型のトラックボール。価格は1万9,800円。エレコムダイレクトショップでは18日まで先行販売割引が適用され、1万6,800円で購入できる。

 HUGE PLUS最大の特徴は、支持ユニットにミネベアミツミ製ベアリングを採用した点だ。本製品の開発に当たって、滑らかさを測定する専用の機器を開発したといい、HUGEの人工ルビー製支持ユニットと比較して動き出しの摩擦力を約50%、操作中の摩擦力を約40%低減したと謳う。別売りの人工ルビーユニットへの交換も可能で、好みに応じてカスタムできる。

新たに搭載されたベアリング支持ユニット

 接続方式は、USB有線、2.4GHz無線、Bluetoothの3方式に対応する。有線接続時は1,000Hzのポーリングレートに対応。USB Type-C充電を採用し、電池交換が不要になった。

有線接続兼充電用のUSB Type-Cポート

 レシーバとユニット引き抜き工具は本体底面に収納可能。ボタンはチルト機能を含め合計10ボタンを搭載しており、内主要な7ボタンは静音対応となっている。

レシーバとユニット引き抜き工具を収納した本体底面
左から順にユニット引き抜き工具、人工ルビーユニット、ベアリングユニット

 2026年3月ファームウェアアップデートにより、本体に設定を保存できるオンボード機能と、新共通レシーバ「ELECOM Bridge E」への対応が予定されている。オンボード機能ではプロファイルを3種まで保存可能になる。

 本体サイズは約13.1×18.2×5.0mm、重量は約279g。

会場では、HUGE PLUSの試作品なども展示された

bitra

人差し指モデル
親指モデル

 「bitra」シリーズは、通常モデルより約30%コンパクトなモバイル型トラックボール。旧モデルは2023年に販売終了したが、多くの要望を受けて復刻が決定した。人差し指操作モデルと親指操作モデルの2種類を展開する。

 価格はどちらも1万2,980円。人差し指モデルは11月下旬、親指モデルは12月上旬に発売する。本体カラーは従来のブラックに加えホワイトをラインナップする。エレコムダイレクトショップで購入予約を受け付けており、18日まで両モデルとも3,000円オフの9,980円で購入可能だ。

 接続は無線レシーバーとBluetoothに対応し、最大2台のデバイスに接続可能。持ち運びを考慮し、ポーチには予備の単4形乾電池を収納できるスペースが設けられた。

持ち運び用ケースには電池収納スペースが設けられた

 本体サイズ/重量は、人差し指モデルが約62×94×40mm/約83g、親指モデルが約74×90×41mm/約77g。

各モデルでボール径が異なり、人差し指モデルは34mm径、親指モデルは25mmを採用

エレコム マウスアシスタント

来年3月に追加される新機能

 設定ソフトウェア「エレコム マウスアシスタント」のアップデートも発表された。2026年3月に予定される大型アップデートでは、追加のジェスチャー機能として「トラックスクロール機能」「ハットジェスチャー機能」が搭載予定。また、直線を引く操作をアシストする「ルーラー機能」も追加される。