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アルミユニボディとなった「iPhone 17 Pro」。背面カメラはすべて4,800万画素に

 Appleは、iPhoneとして初のアルミニウムユニボディを採用した6.3型の「iPhone 17 Pro」および6.9型の「iPhone 17 Pro Max」を発表した。9月19日発売で、価格はそれぞれ17万9,800円から、19万4,800円から。

 ともにアルミニウムから削り出したユニボディを採用し、軽量で放熱効率や堅牢性に優れた構造を実現。ベイパーチャンバーによる冷却機構も取り入れられており、プロセッサの性能を引き出せるようにした。

アルミニウムユニボディ
ベイパーチャンバーも採用

 SoCには、6コアCPUと6コアGPUを組み合わせたA19 Proを搭載。従来のA18 Proと比べ、キャッシュやメモリも増量した。上述の冷却機構との組み合わせにより、前世代と比べて高パフォーマンス状態を最大40%長く維持できるとしている。

A19 Pro

 耐久性の面では、アルミニウムユニボディに加え、背面には強化ガラスのCeramic Shieldを採用。一方で前面には新しいCeramic Shield 2を使用し、前世代比で3倍の耐擦傷性能を実現した。表面には反射防止コーティングも施している。

 また、ユニボディをはじめとした新たな筐体デザインにより、内部部品用のスペースを確保したことでバッテリ容量が増加。eSIMモデルでは物理SIMのスペースにもバッテリを内蔵する。これにより、最大39時間のビデオ再生が可能となり、iPhone史上最長の駆動時間を実現したとする。

背面にはCeramic Shield
前面にはCeramic Shield 2
最大39時間のビデオ再生が可能に

 カメラは、背面の3眼(広角/超広角/望遠)すべてを4,800万画素へと強化。ともにFusionカメラを採用している。望遠カメラは4,800万画素の4倍ズームに加え、1,200万画素の8倍ズームにも対応。最大40倍のデジタルズームも可能となった。3Dセンサーシフトによる手ぶれ補正機能も備える。

 加えて画像処理パイプラインも改良し、ズームや光量にかかわらず鮮明な撮影を実現したとする。さらにプロ向け機能として、ProRes RAWでの撮影や、ビデオや音声の同期用信号のGenlockもサポートした。

 一方、前面カメラは1,800万画素正方形センサーのセンターフレームカメラを搭載。視野角や解像度を引き上げている。

背面カメラは3眼ともに4,800万画素に
望遠は4倍と8倍に対応
前面カメラは1,800万画素センターフレームカメラ

 そのほか、iPhone 17 Pro Maxではストレージ容量2TBのモデルも新たに用意される。

 ディスプレイはiPhone 17 Proが2,662×1,206ドット表示対応の6.3型Super Retina XDR、iPhone 17 Pro Maxが2,868×1,320ドット表示対応の6.9型Super Retina XDRを採用する。インターフェイスはWi-Fi 7、Bluetooth 6、NFC、FeliCa、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort Alt Mode対応)など。

 対応バンドは以下の通り。

・5G: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n14/n20/n25/n26/n28/n29/n30/n38/n40/n41/n48/n53/n66/n70/n71/n75/n77/n78/n79
・4G: 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/48/53/66/71
・3G: 850/900/1,700/2,100/1,900/2,100MHz
・2G: 850/900/1,800/1,900MHz

 本体サイズおよび重量は、iPhone 17 Proが71.98×150×8.75mm/206g、iPhone 17 Pro Maxが78×163.4×8.75mm/233g。