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デスクトップとゲームコンソールでAMDが躍進、モバイル向けではIntelが堅実成長
2025年8月15日 15:18
Mercury Researchは、2025年第2四半期のPC向けCPU出荷台数およびシェアの調査結果を発表した。
これによると、IoT/SoCセグメントの力強い出荷成長により、AMD、Intel両社ともx86系CPUで大幅な出荷増を果たしたという。サーバーおよびクライアント向けCPU市場は前期比で成長しているものの、ほぼ例年通りの推移だとしている。
兆芯などの中国メーカーからの出荷分は情報が限られているため、今回の推定には含まれていない。
メーカー別シェアで見ると、2025年第2四半期のIoT/SoCを除いた市場ではIntelが75.8%、AMDが24.2%となり、Intelが前期比0.2ポイントと小幅ながら連続でシェアを伸ばしている。これはモバイルCPUでIntelが前期比2ポイント増で79.4%のシェアを獲得したことが要因で、ビジネス向けPCの売り上げが伸びやすい上半期の特性が影響したという。
デスクトップCPU市場は第1四半期に続いて活況を呈しており、特にAMDが前期比4.2ポイント増、前年比9.2ポイント増を果たし32.2%のシェアを獲得した。AMDからも、今四半期のデスクトップ収益が新記録を達成したと発表されている。
ゲーミングコンソールなどに使用されるIoTやセミカスタム製品も含むシェアでは、AMDのゲーミング向けSoCの大幅な出荷増がシェアの動きを決定づけた。2024年はコンソールの在庫過多によりAMDのSoC出荷数が減少していたものの、2025年で回復。AMDによれば第2四半期のゲーミングセグメント収益(PC向けグラフィックス製品を含む)は前期比73%増加しているといい、Mercury ResearchはAMD製ゲーミング向けCPUの出荷はさらに高い成長率だと推定している。これにより、IoT/SoCを含むx86系CPU全体でのシェアはAMDが前期比2.3ポイント増、前年比4.9ポイント増の29.4%を獲得している。
Intelのデータセンター向け製品は小幅な減少と考えられ、一方AMDのサーバー収益は過去最高を記録した。ただしこれはTurinコアCPUの販売によるものであり、出荷数の成長は非常に緩やかだという。両メーカーともに実質的な横ばいであったものの、AMDは前期比0.1ポイント増の27.3%で過去最高シェアを達成している。EPYC対Xeonのシェア推計ではEPYCが前期比1.3ポイント増の37.2%に達した可能性があるという。
ChromebookやMacBookなど、クライアント向けに占めるArm系CPUの割合は前期比0.7ポイント減の13.2%に、サーバーを含む市場全体でのシェアは1.1ポイント減の10.9%と推定されている。絶対的な出荷数やシェアの推定には大きな誤差が含まれる可能性があるとしつつ、Arm系プロセッサ搭載Chromebookのシェア低下だけでも全体のトレンドを推し量るに十分だとしている。












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