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Canonical、世界初のUbuntu搭載10.1型タブレット

Aquaris M10 Ubuntu Edition

 Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発サポートを行なっている英Canonicalは4日(現地時間)、世界初となるUbuntu搭載タブレット「Aquaris M10 Ubuntu Edition」を発表した。発売時期は2016年第2四半期の予定で、価格は未定。

 スペインのモバイル端末製造メーカーBQが販売している10.1型Android搭載タブレット「Aquaris M10」をベースに、OSにUbuntuを採用したモデルとなる。なお、BQは「Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」および「Aquaris E5 HD Ubuntu Edition」などのUbuntu搭載スマートフォンの販売も行なっている。

 Aquaris M10 Ubuntu Editionは、OSにUbuntuを採用し、タッチ操作に最適化されたUIで操作可能なほか、Bluetooth接続のマウスやキーボードを用意すれば、デスクトップPCのように操作することも可能。

 またタブレット単体でも、1画面で2つのアプリケーションを同時に表示できる「Side Stage」機能を備え、マルチタスクやウィンドウ管理に対応。Canonicalは、Ubuntu App Storeではすでに数百の対応アプリケーションが提供されているとしている。

 主な仕様は、SoCにMediaTek MT8163A(4コア、最大1.5GHz)、2GBメモリ、16GBフラッシュストレージを搭載。

 インターフェイスはMicro HDMI出力、microSDカードスロット(最大64GB対応)、デュアルフラッシュ搭載120万画素カメラ、スピーカーを備える。

 バッテリはリチウムポリマーで、容量は7,280mAh。サイズは171×246×8.2mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は470g。

「Side Stage」機能でブラウザと通話アプリを同時に表示

(佐藤 岳大)