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究極のノートPC「Surface Book」の日本投入は2016年初頭に

Surface Book

 日本マイクロソフト株式会社は、着脱式でクラムシェルノートとして使える「Surface Book」を2016年初頭に国内発売する。

 Surface Pro 4とは異なり、キックスタンドを備えておらず、キーボードドックのヒンジで自立する。このヒンジ部が特徴的で、丸まるように閉じられ、完全に閉じた際は横から見るとくさび形になる。また、マッスルワイヤーと呼ばれるメカニズムを採用し、強固に取り付けられ、ボタン1つで簡単に取り外せる。

 キーボードドックとはPCI Expressで接続され、ドック側にNVIDIAのGeForceを搭載したモデルも用意。GeForce搭載モデルではさらに高い3Dグラフィックス性能を実現する。液晶は13.5型で、解像度は3,000×2,000ドット/267ppi。オプティカルボンディングを採用し、タッチ時の視差を抑えるとともに、色再現性やコントラスト比に優れるという。

 キーボードはパンタグラフを使用し、アイソレーションにより快適なタイピングを実現する。LEDバックライトも備える。タッチパッドはガラス製で、5点タッチに対応。これによりWindows 10上でさまざまなジェスチャ操作が行なえるという。

 CPUは第6世代Core i、GPU付きドックに内蔵されるGPUはGDDR5を備えたGeForceとだけされ、詳しい型番は不明。バッテリ駆動時間は12時間。日本に投入されるモデルの価格、ラインナップなどは公開されなかった。

究極のラップトップを謳う
13.5型で3,000×2,000ドットという解像度
キーボードとタッチパッド
ディスクリートGPU付きキーボードドックの構造
NVIDIAのGeForceを採用。型番は不明だ。この写真がフェイクでなければ、新GPUの可能性もある(コンデンサ配置やダイサイズは現行モデルのどの公式写真とも一致しない)
キーボードドック側には、USB 3.0を2基と、フルサイズのSDカードスロットを装備
LEDバックライト付きのキーボード
最高スペックは第6世代のCore i7プロセッサ、16GBのメモリ、1TBのSSDを搭載
マッスルワイヤーロックを採用
着脱を容易にしつつ、装着時の剛性を高めた
ヒンジ部のメカニズム
タブレット単体としても使えるが、GPU付きキーボード装着時はさらに高い性能を実現
Core i7搭載PCとしては最も薄い7.7mmを実現している

 発表会は、米国発表を踏襲する形となり、会場でのSurface Book展示はプロトタイプであったため、実際に手にすることはできなかった。そのため展示機を通して仕様などを知ることはできなかった。

 見た目は13型ノートというより、14型ノートに近い大きさで、モバイルというセグメントではない印象。発表会でも対抗は13.3型のMacBook Airではなく、13.3型のMacBook Proを挙げていた。

MacBook Proより高い性能を実現をする
発表会に展示されたSurface Book
くさび形の構造物が並べられたヒンジ
側面にペンを磁石でくっつけられる
キーボードドックの左側面
右側面。Mini DisplayPortが見える

(劉 尭)