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富士通、Windows 10搭載で揃えたノート/デスクトップ冬モデル

「AH45/W」ブラック

 富士通株式会社は24日、FMVの2015年冬モデルとして、ノートPC「LIFEBOOK」とデスクトップPC「ESPRIMO」ブランドからそれぞれ2機種を発表した。販売は10月3日より開始される。

LIFEBOOK

 LIFEBOOKブランドから発表されたのは、PCユーザー全般を対象とした15.6型のスタンダードノートPC「AH45/W」と「AH42/W」の低価格帯モデル。AH45/WとAH42/Wの違いは、搭載CPUといった仕様面で、前者の税別店頭予想価格は160,000円強、後者は140,000円強の見込み。本体色はブラック、ホワイト、レッドの3色展開。

 今回でWindows 10搭載機になったことのほか、ハイレゾ対応を謳う3.5mmステレオミニプラグを備えたことがトピックとなる。

「AH45/W」ホワイト
「AH45/W」レッド

 AH45/Wの主な仕様は、Core i3-5005U(2GHz、2コア)、メモリ4GB(最大16GB)、HDD 1TB、BDXLドライブ、15.6型光沢ディスプレイ(1,366×768ドット)、OSはWindows 10 Homeを搭載。

 インターフェイスは、USB 3.0×3、USB 2.0×1、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit Ethernet、SDカードリーダ、Webカメラ(約92万画素)、音声入出力などを装備。

 本体サイズ/重量は378×255.9×25.4~30mm(幅×奥行き×高さ)/約2.4kg。

 49Whのリチウムイオンバッテリを備え、JEITA 2.0による駆動時間は約8.2時間。

 下位のAH42/Wは、仕様とインターフェイスがAH45/Wと似通っており、差異はCPUがCeleron 3205U(1.5GHz、2コア)、スーパーマルチDVDドライブであること。バッテリ容量は49Whと同じだが、こちらの駆動時間は約8.7時間と、30分長くなっている。

「AH42/W」ブラック
「AH42/W」ホワイト
「AH42/W」レッド

 両製品とも付属品として、USB接続のBlue LEDマウスが同梱される。

ESPRIMO

 デスクトップPCのESPRIMOブランドからは、23型液晶一体型の上位機種「WH77/W」と、同型同寸の下位機種「WH/53/W」が登場。前者の税別店頭予想価格は250,000円強、後者は210,000円強の見込み。

「WH77/W」はブラックモデルのみを用意

 Windows 10を搭載し、生体認証機能「Windows Hello」による顔認証をサポート。パスワード入力によるPCのログイン手続きなどを省略することができる。

 ソフトウェア機能としては、両機種ともに日本語入力環境の「ATOK」を同梱。さらに、WH77/Wのみ、サイバーリンクの動画編集ソフト「PowerDirector 13」、写真編集ソフト「PhotoDirector 6」、音声編集ソフト「AudioDirector 5」、色調調整ソフト「ColorDirector 3」、そして年賀状作成ソフトの「筆ぐるめ22」が付属している。

 WH77/Wの主な仕様は、Core i7-4712MQ(2.3GHz、4コア、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB(最大16GB)、HDD 2TB、BDXLドライブ、23型タッチ対応光沢ディスプレイ(1,920×1,080ドット)。OSはWindows 10 HomeまたはProを選択可能。

 インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×1、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、Webカメラ(約200万画素)、音声入出力などを装備。

 本体サイズは564×229×385mm(同)で、最大傾斜時は奥行きが352mmに、高さが167mmになる。重量は約9.9kg

 付属品として、無線キーボード、無線マウス、専用タッチペンなどを同梱する。

 一方の、WH53/Wの主な仕様は、Core i3-4100M(2.5GHz、2コア、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最大16GB)、HDD 1TBで、それ以外はWH77/Wと共通。

 インターフェイスはほとんど同じだが、こちらはNFC非対応で、Webカメラの解像度が92万画素。また、重量が約9.7kgと0.2kg軽い。付属品は共通となる。

「WH53/W」はホワイトモデルのみを用意

(中村 真司)