ニュース

NEC PC、Iris Graphics 6100搭載で4K動画編集対応の液晶一体型

「LAVIE Desk All-in-one」シリーズは液晶一体型のデスクトップPC
夏モデルの一覧。デスクトップPCでは「LAVIE Desk All-in-one」のCPU変更と、「LAVIE Desk Tower」一部モデルのディスプレイ変更が確認できる
「LAVIE」の新しいロゴ。2つの三角形を組み合わせたデザインで、三角形の空白部分が「L」と「V」をかたどっている

 NECパーソナルコンピューター株式会社(NEC PC)は、デスクトップPCの2015年夏モデルとして、「LAVIE Desk All-in-one」、「LAVIE Desk Tower」シリーズを5月中旬に発売する。価格は全てオープンプライス。

LAVIE Desk All-in-one

 LAVIE Desk All-in-oneシリーズは液晶一体型のデスクトップPCで、23.8型液晶と21.5型液晶のモデルを用意。春モデルからの大きな変更点は、前者のCPUがCore i7-5500UからCore i7-5557Uに変更され、クロックが2.4GHzから3.1GHzに向上。内蔵ビデオ機能もIris Graphics 6100になっている。後者も含めた変更点は、ヤマハAudioEngineの強化が挙げられる。

 税別店頭予想価格は、23.8型最上位モデル「DA970/BAB」が239,800円前後で、21.5型最上位モデル「DA570/BAB」は194,800円前後。本体色はそれぞれファインブラックのみだが、それぞれの下位モデルにはファインブラックのほかに、クランベリーレッド、ファインホワイトを選ぶことができる。なお、最下位モデル「DA350/BAW」は同144,800円前後で、こちらの本体色はファインホワイトのみとなる。

スマートフォンで撮影した動画一覧を、PCにつないで確認している
実際にスマートフォン内の動画をPC上で再生
「ヤマハ AudioEngine」でサウンドの設定をしているところ

 23.8型のDA970/BABの仕様は、Core i7-5557U、メモリ8GB、4TB HDD、スーパーシャインビューLED IPSフル液晶(1,920×1,080ドット)、BDXLドライブ、Windows 8.1 Update(64bit)、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。

 インターフェイスは、3波対応TVチューナ×4、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(867Mbps対応)、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、RealSense 3Dカメラ(1080p/200万画素)、SDXCカードスロット(UHS-II対応)、USB 3.0×3(1基は電源オフ時も常時給電)、USB 2.0×2、HDMI出力、HDMI入力、Gigabit Ethernet、音声入出力、ヤマハ製3W+3Wスピーカー/6Wウーファ(ヤマハAudioEngine搭載)を装備。

 本体サイズは、本体直立時およびカメラ収納時が544×250×435mm(幅×奥行き×高さ)で、カメラ使用時は高さが461mmとなる。重量は約10.9kg。ワイヤレスキーボードとチルト機能付きマウスが付属する。

「DA970/BAB」
「DA970/BAB」3Dカメラ取り外し時

 21.5型のDA570/BABは、CPUにCore i5-5200U(2.2GHz、ビデオ機能内蔵)、タッチ操作対応のフルフラットスーパーシャインビューLED IPSフル液晶(1,920×1,080ドット)、BDXLドライブ、Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスを搭載。

 DA350/BAWはCeleron 3205U(1.5GHz、ビデオ機能内蔵)、スーパーシャインビューLED IPSフルHD液晶(1,920×1,080ドット)、DVDスーパーマルチドライブ、Office Personal PremiumプラスOffice 365サービスを搭載する。

 共通の仕様は、メモリ4GB(最大16GB)、HDD 1TB、Windows 8.1 Update(64bit)。

 インターフェイスは、DA570/BABが3波対応TVチューナ×1、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(867Mbps対応)。DA350/BAWはチューナ非搭載で、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN(433Mbps対応)。そのほかは共通で、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、Webカメラ(720p/92万画素)、SDXCカードスロット、USB 3.0×2(1基は電源オフ時も常時給電)、USB 2.0×4、音声入出力、ヤマハ製2W+2Wスピーカー(ヤマハAudioEngine搭載)を装備。

 本体サイズは、527×190~270×432~415mm(同)。重量はDA570/BABが約9.4kg、DA350/BAWは約8.7kg。それぞれワイヤレスキーボードとチルト機能付きマウスが付属する。

「DA570/BAB」
「DA350/BAW」

LAVIE Desk Towerシリーズ

「LAVIE Desk Tower」シリーズは、ディスプレイと本体がそれぞれ独立している

 「LAVIE Desk Tower」シリーズは、スタンドアロンタイプのデスクトップPCで、23型液晶と19.5型液晶付属モデルを用意。春モデルからの変更点は、19.5型「DT150/AAW」のディスプレイがTFT方式からIPS方式に変更されたこと。

 税別店頭予想価格は、23型液晶モデル「DT750/BAW」が239,800円前後で、19.5型モデル「DT150/BAW」が134,800円前後。本体色はそれぞれホワイトのみ。発売時期は5月中旬。

 DT750/BAWの仕様は、Core i7-4790(3.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB(最大32GB)、非光沢LED IPSフルHD液晶(1,920×1,080ドット)、HDD 3TB、BDXLドライブ。Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスが付属する。

 インターフェイスは、SDXCカードスロット、USB 3.0×4、USB 2.0×4、DisplayPort出力、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート×2、PS/2×2、Gigabit Ethernet、PS/2×2、Gigabit Ethernet、音声入出力、2W+2Wスピーカー(ディスプレイ内蔵)を装備。

 DT150/BAWの仕様は、Core i3-4160(3.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最大32GB)、非光沢LED IPS WXGA++液晶(1,600×900ドット)、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ。Office Personal PremiumプラスOffice 365サービスが付属。

 インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×4、DisplayPort出力、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート×2、PS/2×2、Gigabit Ethernet、音声入出力、1W+1Wスピーカー(ディスプレイ内蔵)を装備。

 本体サイズは共通で、97×405×333mm(同)、スタビライザ設置時は147×414×375mm(同)。重量はDT750/BAWが約6.8kg、DT150/BAWは約6.5kg。両製品ともキーボードとチルト機能付きレーザーマウスが付属する。

「DT750/BAW」
「DT150/BAW」

(中村 真司)