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パナソニック、SXとAXの“いいとこ取り”「Let'snote MX3」発表会
(2014/1/15 18:11)
パナソニックは15日、モバイルノートPC「Let'snote」シリーズの新製品発表会を都内で開催した。
新しいラインナップとして加わるのが、12.5型の液晶回転式2-in-1の「Let'snote MX3」シリーズ。ラインナップやスペックなどは関連記事をご覧いただきたい。
ユーザーの声からSXとAXの“いいとこ取り”をした製品
発表会の冒頭、パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 事業部長 原田秀昭氏が製品コンセプトを説明。2013年度は法人向けを中心に販売台数を伸ばしており、Let'snote AXの投入で2-in-1の新しいビジネススタイルをサポートしてきたと自己評価。Let'snoteはこれまで、ユーザーの声とともに進化してきたとし、クリエイティブモバイルのSX3、ハイブリッドモバイルのAX3、大画面のLX3と立て続けにリリースして、生産性向上に貢献してきたとする。
ユーザーが求めるものとしては、軽量、長時間、高性能、頑丈というLet'snoteの特徴で、すでに応えられており、2-in-1や光学ドライブ内蔵を今回の製品で新たに提案していく。今後は、2-in-1を基軸に製品を提案していこうと考えているという。
ドライブを内蔵した理由については、薄型のUltrabookでも、ビジネスなどでDVDが必要な機会が多く、ニーズが多かったからだとする。今回のMX3は「SXとAXの良いところを取り込んだ製品」と表現し、SXのドライブ内蔵/キーボードといった部分と、AXのクラムシェルとタブレットで使える2-in-1を融合したという。最後に原田氏は「ビジネスに貢献するパソコン事業でありたい」と事業の意義を語った。
続いて、開発の坂田氏と井上氏がさまざまな特徴を語った。開発の経緯について、1つはタブレットやタッチスクリーン操作が一般的になり、それらを求めるユーザーの声に応える形でAXシリーズを世に送り出したこと。そして、クラムシェルのSXユーザーからは、PCを購入しているからキーボードや光学ドライブを重視しているという声が多く、それらを融合した“全部入り”を作ろうとしたという。
軽量化は、今回はかなり大変だったという。設計者が今まで以上に協業する企業へ出向き、作った素材を採用。軽量、長時間、頑丈は、ユーザーにもはや当たり前だと思われている状況で、頑丈さと軽さの両立に新素材や新工法を開発するのは非常に苦労したという。
光学ドライブについても、トレイ式ながら標準品の約115gより34gも軽い約81gを実現したカスタム品を採用。タッチセンサーは、複数ラインで検出したり、ライン間を狭くしたりといった工夫で、細いペン先の入力を実現したという。
発表会にはインテル 代表取締役社長 江田麻季子氏も招かれた。江田氏はシリコンの技術革新、モビリティの分野で生活を豊かにする製品、ユーザーのPC体験の進歩などがインテルの注力分野とし、今回のLet'snote MX3には、「2-in-1として、そしてDVD搭載というビジネス環境を見据えた最先端の製品」と歓迎した。Intel上級副社長のカーク・スカウゲン氏も動画で祝辞を送った。
プロモーションキャラクターは引き続き俳優の松田翔太さんを起用。各種広告などを展開し、2週間無料で体験できるお試しキャンペーンなどを実施する。松田翔太さんは動画で「こんなに薄いボディに光学式ドライブを搭載、しかも世界最軽量を実現していることに驚きました。Let'snoteの魅力をぜひ体感してください。きっとみなさんのビジネスを支える頼もしい相棒になると思います」とコメントした。