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日本HP、バッテリ内蔵で平置きタブレット状にできる液晶一体型PC

HP ENVY Rove20
8月29日より順次発売

価格:オープンプライス

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、タブレット状に平らにできるスタンドを備えた20型液晶一体型PC「HP ENVY Rove20」を8月29日より順次発売する。直販モデルが8月29日発売、価格は99,960円から、量販店モデルは9月6日発売、価格はオープンプライス、店頭予想価格は140,000円前後の見込み。

 背面に収納できるスタンドを備え、複数人で使えるよう平置きしてタブレット形状にしたり、スタンドを出して1人で使う液晶一体型のスタイルで利用できる製品。同社は「タブレット・オールインワンPC」と呼称している。収納したスタンドは、背面のワンタッチリリースボタンで出すことができる。また、バッテリを内蔵し、家庭内での持ち運びも想定している。

水平にしたタブレットスタイル
背面。左側にワンタッチリリースボタン

 複数人での利用に対して、視野角178度のIPSパネルを採用し、タッチは10点に対応。本体側面には画面が90度ずつ回転するボタンを備える。複数人で遊べる「モノポリー」や、4人でセッションできる演奏ゲーム「Fingertapps」などが搭載される。

 上位のENVYブランドに位置付けられ、ハードウェアも最新技術を投入。ストレージはNANDフラッシュメモリ8GBをキャッシュにするハイブリッドHDD、無線LANはIEEE 802.11ac(Draft)をサポート。スピーカーは前面ステレオとサブウーファーの構成で、Beats Audioに対応する。

 直販モデルの主な仕様は、Core i3-4010U(1.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB(最大16GB)、ハイブリッドHDD 1TB、1,600×900ドット表示タッチ液晶、Windows 8 64bitを搭載。

 量販店モデルは、外付けのDVDスーパーマルチドライブが付属し、Office Personal 2013をプリインストールする。

 インターフェイスはUSB 3.0×3(1つは電源オフ充電対応)、Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(Draft)無線LAN、Bluetooth 4.0、SDカードスロット、約92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約4.25時間。本体サイズは約506×194~322×36~314mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.6kg。

(山田 幸治)