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パナソニック、松田翔太さんを招いた新Let'snote発表会
~「持ち出せる世界最軽量 大画面モバイル」
(2013/8/28 17:20)
パナソニックは28日、Let'snoteの新製品発表会をパナソニックセンター東京で開催した。
今回の新製品は、Let'snote B11(CF-B11)の後継となる14型の新シリーズ「Let'snote LX3」を追加。画面サイズに対して、筐体が小型、軽量というのが特徴になっている。製品の詳細は関連記事を参照いただきたい。
持ち出せる世界最軽量 大画面モバイルをアピール
発表会の冒頭、パナソニック ITプロダクツ事業部 事業部長の原田秀明氏が挨拶し、新製品コンセプトについて語った。
原田氏は、現状のPC市場について、軽いタブレットの需要が伸び、Windows XPのサポート終了によるリプレース、生産性向上の動きが活性化し、特にXPマシンの置き換えは2台持ちを1台にまとめる好機だとする。この動きから、これからのビジネスPCは持ち出せる軽さと大画面が求められるとした。
パナソニックはユーザーからの要望に応えることが大切だと考えているとし、個人は持ち出せる軽いオールインワン、法人はデスクトップリプレースメントとして使える大画面のモバイル、頑丈な製品を求めているという。
Let'snoteは軽量、長時間、頑丈さ、性能、洗練と、基本のコンセプトを増やし続け、価値を創造することをモットーにしてきたという。今回の製品は、14型で世界最軽量、約22時間駆動、76cm落下や100kgf耐圧、第4世代Coreプロセッサの搭載、14型でもコンパクトという要素でLet'snoteのコンセプトを示し、“持ち出せる世界最軽量 大画面モバイル”と表現。原田氏は、「今まで頑張ってきた結果をご紹介できることに喜んでいる」と語った。
続いて、開発を担当したパナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 テクノロジーセンター 主任技師の安政馨氏が概要と特徴を説明した。
持ち運び可能な大画面PCを開発するにあたり、持ち運べるサイズの限界として、12~13型前後というアンケート結果をもとに、各社のモバイルPC製品の質量と底面積を調査。12~13型の重さは平均約1.3kg、底面積は平均約750平方cmだったという。モバイルとして買ってもらえる大画面ノートPCは、この数値が目安になった。
軽さと大画面を両立させる技術については、天板のボンネット曲面部の裏側に階段状の構造を採用し、凸部分の裏側のリブ構造を従来の直線から波形に変更して面強度を高めた。トップケースも樹脂のみから、強度の必要な箇所にマグネシウムを使う構造とした。
光学ドライブもカスタム化し、トレー式のドライブはカバーが付いているが、トップケースをカバーの代わりに使っているほか、いくつも穴を開けて軽量化。一般的な光学ドライブよりも34g軽い。ファンも口径を広げた薄型軽量のものに変更し、Let'snote B11の厚さ14mm/重量42.5gから、8mm/35.5gとなり、薄型化に貢献しているという。
ステージでは、Let'snoteシリーズではお馴染みの、頑丈性能のデモを実施。76cmの高さから落下させたり、モデルが上に乗っても動作するということを示した。
「とにかく軽いです」と松田翔太さん
発表会の第2部はプロモーションのポイントなどを紹介し、CMキャラクターを務める俳優の松田翔太さんも登場した。
再び登壇した原田氏は、「デスクで仕事をしていた方が、モバイルしても使える。“ビジネスをデスクから解き放て”がキーワード。仕事のやり方を改革できればと考えている」と語った。松田翔太さんの起用理由は、そのキーワードを体現できるからだと話した。
松田翔太さんは、今回のCMでワイヤーを使って撮影し、飛んでいる時はスーパーマンになったような気分で楽しかったという。Let'snote LXの印象を聞かれると「ほんとに軽くて。思ったより画面も大きくて、とにかく軽いです」と軽さを強調。地方ロケの仕事へ持って行って活用したいという。最後に「この軽いPCを持って、ビジネスなどの可能性を解き放ってもらいたいです」と語った。