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NEC、2013年夏モデルの新製品発表会を開催
~出荷台数の約45%がタッチ対応に
(2013/5/14 14:20)
NECパーソナルコンピュータ株式会社は14日、2013年夏モデルを一斉に発表。都内で報道関係者向けに説明会を行なった。
登壇した同社執行役員の小野寺忠司氏はまず、PC-9801が発売された1982年からの日本におけるPCの発展の理由について、一太郎のような生産性を上げるようなソフトウェアの登場が起爆剤になったと説明。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスは携帯性の高い消費型デバイスとして最適化されている一方、PCは生産と消費の双方をまかなえるデバイスとして最適化されて進化を続けている。さまざまなデバイスでシームレスにデータを扱うためのHubとしても機能し、生産性をますます高めていくための存在であるとしている。プレゼンテーションの中では、マルチデバイス活用の一例としてWindowsストアアプリの「コンテンツナビ」を紹介。スマートフォンで撮影した画像がSkyDriveにアップされ、そのことがPC上に新着情報として表示される機能や、TV番組の録画予約、録画の持ち出しなどの機能を持っている。
また、今回の夏モデルでは、スマートフォン/タブレットで人気の「ニッセン スマートカタログ」、「シュフーチラシアプリ」、「クックパッド」をプリインストールしている。例えば、クックパッドを見ながら料理を行なうようなシーンで、自立が可能で、大画面で利用でき、しかもタッチ対応のPCなら簡単に操作できる。PCは生産型と消費型の両方をまかなえるデバイスであることから、スマートデバイス風の活用も可能であるとした。
今回発表された夏モデルは6機種30モデル。「LaVie L」、「LaVie S」へのタッチパネル搭載や、第4世代Coreプロセッサ搭載モデルのラインナップなどを特徴に挙げている。
とくにタッチパネルモデルの拡充について小野寺氏は「調査によると、実際にWindows 8でのタッチパネル操作には満足している人が多い。いったん使ってもらえれば操作性の良さを感じてもらえる」とし、ラインナップの幅を広げた理由を説明。現在、PC市場全体の14%しかタッチモデルが存在しないが、主力モデルにタッチパネルモデルを用意することで、同社PC出荷台数の約45%がタッチパネル搭載製品になるという。
ちなみに質疑応答の中では、タッチパネルの供給問題についても質問が上がったが「すでに問題は解消している。コストや供給量などを見ながらローエンドの方へも広げていきたい」と説明した。
以下、発表会で展示された新製品の写真を紹介する。詳しい特徴や仕様については、別掲の記事を参照されたい。