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ストリーミング転送や従来のオプション拡張を含んだ「Vulkan 1.4」

 Khronos Groupは12月3日(日本時間)、クロスプラットフォームの3DグラフィックスAPI「Vulkan 1.4」をリリースした。

 今回のアップデートでは、以前にオプションだった多数の拡張、機能、最小ハードウェア制限が統合された。

 具体的には、ポータブルクロスプラットフォームアプリケーションが、大量のデータをデバイスにストリーミングしながら同時にフルパフォーマンスでレンダリングできるストリーミング転送、プッシュ記述子、動的レンダリングローカル読み取り、スカラーブロックレイアウトといった従来のオプションだった拡張、VK_KHR_maintenance6までのメンテナンス拡張機能、8つの個別レンダリングターゲットを使用した8Kレンダリングの対応保証などが含まれる。

 これにより、開発者は多くのプラットフォームで確実に動作する最先端のアプリケーションを簡単に作成できるようになるとしている。

 同グループは12月3日から6日まで東京国際フォーラムで開催される「SIGGRAPH Asia 2024」にも参加し、数々の発表を行なう。