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40周年を迎える「一太郎」、最新版は音声/画像からの文字起こしが可能に
2024年12月2日 13:30
ジャストシステムは、日本語ワープロソフトの最新バージョン「一太郎2025」を2025年2月7日に発売する。同ソフトは2025年に40周年を迎え、最新バージョンでは「一太郎2025」と上位モデルの「一太郎2025プラチナ[40周年記念版]」を用意する。通常版の価格は順に2万7,500円、4万7,300円。
特別優待版の価格は順に1万5,510円、3万8,830円、バージョンアップ版およびアカデミック版は順に1万3,530円、3万5,530円、ATOK Passportユーザー優待版は順に4,950円、2万6,950円となる。
一太郎2025では、「一歩先を行く」をテーマに文書作成の手段を一歩先へ進める機能として、音声や動画、画像からの文字起こしなどが搭載された。
音声および動画からの文字起こしでは、一太郎上で音声や動画ファイルを再生することで、認識した音声を直接文書に入力できる。誤変換などが発生した際には、一時停止や5秒単位での巻き戻し/早送り操作も可能。画像からの文字起こしにはOCR機能が搭載されており、撮影した資料などを画像ファイルとして指定するだけでテキスト化できる。
一太郎2024からのアップデートとして、音声入力時に句読点を自動挿入する機能が追加された。これまでのように句読点入力時に「とうてん」や「くてん」と発話する必要がなくなったほか、音声で句読点を入力したい場合も「てん」や「まる」と言っても挿入されるようになり、より直感的な音声入力が可能となった。
文書校正機能においても強化が行なわれ、「日本一」や「世界初」、「最高」などの誇張表現をチェックする新機能が追加された。このほか、小説投稿サイトとの連携が強化され、コンビニプリントでのデータの直接登録が可能となった。
一太郎2025プラチナ[40周年記念版]では、40周年を記念した全20書体のフォントパック、最新版の「岩波 国語辞典 第八版」を備えた「岩波国語辞典 for ATOK」、感嘆符や疑問符での間合い調整が可能になった音声読み上げソフト「詠太15」、画像キャプチャソフト「画面カッター Neo2」、豊富なイラスト素材を搭載したグラフィックスソフト「花子Personal」、PDFソフト「JUST PDF 6」なども収録する。