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ジャストシステム、音声入力ですばやく文章を書ける「一太郎2024」
2023年12月1日 13:30
株式会社ジャストシステムは、日本語ワープロソフトの最新版「一太郎2024」を2024年2月9日に発売する。標準の「一太郎2024」と上位の「一太郎2024プラチナ」を用意し、通常版の価格はそれぞれ2万7,500円、4万7,300円。
今回のバージョンは「今を極める」をテーマとして開発。今思い浮かべた言葉やアイデアが色あせる前にすばやく出力・記録できる機能として、新たにWindows 11の音声認識による音声入力に対応。声でのテキスト入力が高精度に行なえるようになることで、思考を中断することなく、アイデアを即座に入力できるという。
加えて、誤変換が発生した場合に、直前の入力文字列をATOKで再変換するなど、文章の修正や再変換に関する音声コマンドを複数用意。たとえば「それを変換」と発声すると、直前の入力文字列に対してATOKによる再変換が行なわれ、誤りをすばやく修正できる。音声入力であってもATOKの持つ高精度な文字変換の恩恵を受けられるとしている。
加えて、「一太郎2020」の上位エディションに搭載されていた「フォトモジ」が標準機能となって復活。写真を文字の形に切り抜いたり、切り抜いた文字の背景に色や効果を付けられる機能で、縦書きやデュオトーン、グラスモーフィズムといった効果にも対応する。また、文書スタイルを設定する際に、設定がリアルタイムでプレビューされるようになり、利便性が向上している。
文章校正ができるWebブラウザ拡張機能「JUSTチェッカー」も強化しており、校正エディターで検索と置換が利用できるようになったほか、SNSへの投稿時などに便利なリアルタイムの文字数表示機能が加わった。また、日付や曜日の不整合、存在しない日付をチェックする機能も新たに搭載しており、文章入力を邪魔しないよう、パレットの最小化機能も実装している。
さらに、上位エディションの「一太郎2024 プラチナ」では、厳選した15種類のヒラギノフォントが使えるようになっているほか、辞書として「明鏡国語辞典 第三版 for ATOK」、「ジーニアス英和辞典 第6版/和英辞典 第3版 for ATOK」を収録。読み上げ機能の「詠太14」では、会話文の読み上げに適した女性話者ERICAを新たに実装しており、花子Personalでは、家系図などを描く際に便利なジェノグラムをサポートするなど、一太郎以外の部分の機能強化も図っている。
一太郎2024の製品ラインナップと価格は以下の通り。
製品名 | エディション(店頭販売は「通常版」のみ) | 価格 |
---|---|---|
一太郎2024 | 通常版 | 2万7,500円 |
特別優待版 | 1万5,510円 | |
バージョンアップ版 | 1万3,530円 | |
アカデミック版 | 1万3,530円 | |
ATOK Passportユーザー優待版 (ATOK Passport[プレミアム]年間プラン契約者向け) | 4,950円 | |
一太郎2024プラチナ | 通常版 | 4万7,300円 |
特別優待版 | 3万8,830円 | |
バージョンアップ版 | 3万5,530円 | |
アカデミック版 | 3万5,530円 | |
ATOK Passportユーザー優待版 (ATOK Passport[プレミアム]年間プラン契約者向け) | 2万6,950円 |