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「NVIDIAアプリ」正式公開。設定UIを統合、ログインも不要に

 米NVIDIAは12日(現地時間)、ビデオカード設定ユーティリティ「NVIDIAアプリ」(NVIDIA app)を公開した。無料でダウンロードできる。

 既存の「GeForce Experience」や「RTX Experience」、「NVIDIAコントロールパネル」を統合し、設定UIの簡素化やインストール/起動/操作レスポンスの高速化、オーバーレイの再設計などを施している。2月からベータ版の提供を行なっており、2024年内のベータテスト終了を予告していた。

 NVIDIAアプリでは、利用にあたってGeForce Experienceのようにログインを必要としなくなっている。新機能としては、オーバーレイで新たにAV1コーデックによる4K/120fpsキャプチャが可能になったほか、ドライバのロールバック機能が追加。ドライバ関連ではこのほか、新しいドライバが公開された際に変更点や修正点を数行にまとめて表示するようになっている。

 NVIDIAコントロールパネルの統合によるUIの最適化も行なっており、ビデオカードに接続中の各モニターの詳細設定やパフォーマンス設定、特定のゲームタイトル/アプリケーションに対する個別の設定にもアクセスしやすくなった。なお公開中のバージョン(11.0.1.163)では、既存のNVIDIAコントロールパネルも利用可能となっている。

 このほかハードウェアバンドルの特典やクーポン類の引き換えコードなどもアプリ上から入力できる。

 NVIDIAでは、まもなくGame ReadyドライバおよびStudio ReadyドライバにNVIDIA appを同梱する予定としている。

UIを刷新して個別のディスプレイ設定へのアクセスが簡単に
個別のゲームタイトル/アプリの設定にも入りやすくなった
パフォーマンスの統計情報
新しいドライバの変更点について簡潔にまとめて表示