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GeForceドライバのロールバック機能が追加。NVIDIA App新バージョン公開

 NVIDIAは10月1日、ベータ版として提供中のビデオカード用ユーティリティ「NVIDIA App」の最新版を公開した。新たにGPUドライバのロールバック機能や、RTX HDRのマルチモニターサポートなどが実装されている。

 NVIDIA Appは、NVIDIAコントロールパネル、ゲーマー向けのGeForce Experience、クリエイター向けRTX Exprerienceのモダン化と統合を目指して2月からベータテストが進められているユーティリティ。今回のアップデートでは、NVIDIA App経由で過去にインストールしたドライバにロールバックする機能が新たに追加された。ドライバの画面下部にロールバックのオプションが表示されるようになる。

 また、HDR非対応のゲームにHDR効果を適用できるRTX HDRが、マルチモニター環境で有効化できるようになった(GeForce Game Ready Driver 565.90 WQHL以降でサポート)。ディスプレイ設定セクションからG-SYNCのオン/オフの切り替えも可能となった。

 そのほか、フレームレートやレイテンシなどを表示できるHeads Up Displayのフォントカラーの変更や、DRMコンテンツがShadowPlayの録画を妨げる場合の通知機能なども実装された。

 同社では今後もNVIDIAコントロールパネルの残りの機能を追加するなど、統合を進めていくという。また、NVIDIA Appのベータテストは年内には終了する見込みで、GeForce Experienceを使っている残りのユーザーもNVIDIA Appへ移行する予定だと説明している。

G-SYNCのオン/オフが切り替えられるように
Heads Up Displayのフォントカラーの変更