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任天堂AlarmoにDOOMが移植される

 任天堂が10月に発売したモーションセンサー内蔵目覚まし時計「Alarmo」でFPSタイトル「DOOM」を動作させるプログラムがGitHubで公開されている。

 GaryOderNichts氏が公開した「Alarmo Doom」を用いることで、Alarmo上でDoomを起動して遊ぶことができる。操作はAlarmo上部にあるボタンやダイヤルで行なえるため、Alarmoのハードウェアに変更を加える必要がない。なお現在のバージョンでは音声の出力に対応していない。

 同氏が公開したブログ記事には、MCUのフラッシュメモリアクセスを防止する読み出し保護機能を回避し、ファームウェアを書き換え、USBからDoomをロードさせるまでの試行錯誤の模様が綴られている。AlarmoではMCUとしてArmベースの「STM32H730ZBI6」を採用しているという。

 Alarmoは、「うごきセンサー」搭載の目覚まし時計。指定の時間に「スプラトゥーン」や「ゼルダの伝説」といったゲームの音楽を鳴らすだけでなく、感知した動きに応じた効果音が再生される。ユーザーが起き上がりベッドから離れると、ファンファーレとともにアラームも停止する。

 1993年版のDoomは開発元のid Softwareによってオープンソース化されており、公開以来、FM TOWNS、量子コンピュータ、デジタル一眼レフカメラ、インクジェットプリンタ、芝刈り機、妊娠検査キットなど数多のデバイスに容赦なく移植されている。