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8.8型でRyzen AI 9 HX 370搭載!WQXGAになった「GPD Pocket 4」

 深センGPD Technologyは、Ryzen AI 9 HX 370搭載の8.8型2in1「GPD Pocket 4」を発表した。

 Tiger LakeやJasper Lakeを搭載した「GPD Pocket 3」の後継モデルで、外観をほぼ踏襲しながら、CPUやディスプレイを大幅に進化させたのが特徴となっている。

 CPUはZen 4/8コア/16スレッド/最大5.1GHzのRyzen 8 8840UまたはZen 5/12コア/24スレッド/最大5.1GHzのRyzen AI 9 HX 370搭載となった。TDPはいずれも20~28Wで調節可能。

 また、液晶ディスプレイが従来の1,920×1,200ドット表示対応8型から、2,560×1,600ドット/144Hz表示対応の8.8型にサイズアップ。IPSパネルを採用し、色域はDCI-P3 97%、輝度は500cd/平方mとしている。

 これらの変更に伴い本体サイズおよび重量は198×137×20mm/約725gから、206.8×144.5×22.2mm/約770gへと大型化している。一方で、2軸ヒンジによる2in1機構、キーボードの奥にタッチパッドを配置する独特のレイアウトなどは踏襲した。

 また、GPD Pocket 3で導入された交換可能なモジュール構造は健在で、シリアルポートモジュール、4G LTEモジュール、microSDカードスロットモジュール、シングルポートKVMモジュール(本体のタッチパッドやキーボードを別のPCで使い、別のPCのHDMI出力からの入力をキャプチャして表示する機能)などが用意される。

 このほかの仕様は、メモリがLPDDR5X-7500 16GB/32GB/64GB、ストレージがPCIe 4.0 x4接続のM.2 2280 1TBまたは2TB(交換可能)、OSがWindows 11 Home。

 インターフェイスはUSB4 1基、USB 3.2 Gen 2 Type-C 1基、USB 3.2 Gen 2 1基、USB 2.0 1基、UHS-I対応SDカードスロット、HDMI 2.1出力1基、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gigabit Ethernet、指紋センサー兼電源ボタン、3軸加速度センサーなど。

 バッテリは45Whリチウムポリマーで、駆動時間は約9時間。