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あの電車、座れる？「座れるルート検索」の検証を東京メトロとナビタイムが実施
2024年10月29日 12:00
東京地下鉄(東京メトロ)およびナビタイムジャパンは10月28日、車両データを活用して「着座確率」を推定し、「座れるルート検索」や「座りやすい号車案内」といったサービスの提供に向けた検証を開始する。
現在、走行中の各列車における号車ごとの混雑状況は「東京メトロmy！アプリ」や「乗換NAVITIME」などにて提供されているが、「座って移動できるか」に関する情報は提供できなかった。今回は国内初の試みとして、列車の混雑率に加え、列車が駅に停車中の混雑率変化に着目し、「座れる」というポジティブな情報提供を目指す。
東京メトロは、各路線を走行する車両から取得される大量の車両データを集計/処理する技術を持つ一方で、ナビタイムジャパンは効率的なデータ加工やシミュレーション技術を有している。今回の連携により、着座確率の推定を試み、機能への活用を検討する。
具体的な推定手法としては、車両データから、列車が駅に到着してから出発するまでの乗降状況(曜日/時間帯ごとの降車度合)を「号車ごと」に「1秒間隔」で解析。東京メトロ各駅の「座りやすさに関する特性」を可視化する。そしてナビタイムジャパンの技術により、乗車している列車のある駅から座れる可能性を示す着座確率を推定する。
そして着席確率を用いて、座れる可能性のある経路を検索できる「座れるルート検索」や、各駅での号車ごとの座れる確率を示す「座りやすい号車案内」を、アプリ「乗換案内NAVITIME」にて試験提供。使いやすいデザイン/UI、最適な表示タイミングの検証や、アンケート調査によるサービスの有用性を検証する。
