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電車で座れそうかが分かる「座りやすい号車案内」機能。乗換NAVITIMEで試験開始
2025年1月23日 14:07
東京地下鉄(東京メトロ)およびナビタイムジャパンは22日、乗換案内アプリ「乗換NAVITIME」において、「座りやすい号車案内」機能の試験提供を有料会員限定で開始した。
座りやすい号車案内機能は、車両の混雑状況や混雑率変化の分析によって利用者の着座確率を可視化する機能。両社は2024年10月より、座りやすいルート/号車の案内サービス提供に向けて検証を行なっていた。着座確率は、各駅における列車の停車から発車までの乗降状況を曜日や時間帯、号車ごとに解析して座れる可能性を推定した数値。
本機能では東京メトロ線を含む経路検索時に座れそうな号車がある場合、検索結果の一覧画面に該当する号車の強調表示を最大3両まで行なう。また乗車駅から目的地までの停車駅ごとの着座確率も表示する。これから新たに乗換NAVITIMEの利用を始めるユーザーでも、有料会員に登録すれば本機能を利用できる。
今回の試験提供は、着座確率の精度向上やUI/デザインの改善に必要なフィードバックの収集、行動変容の効果測定などを目的とし、最長で2カ月間程度実施する。試験提供中は「実際に座れたか」の体験調査や改善要望アンケートを実施するという。
今後は座りやすい号車の案内に加えて「1本見送ることで座りやすくなります」「急行列車から普通列車へ乗り換えると座りやすくなります」といった提案機能の提供も検討中とのこと。