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Android 15がリリース。Pixelシリーズから順次展開へ

 Googleは3日、Android Open Source Project(AOSP)にて「Android 15」をリリースした。今後数週間でPixelシリーズ向けに提供が始まるほか、SamsungやMotorola、Sony、Xiaomiなど各社の一部デバイス向けにも順次展開される。

 Android 15では、日本語、中国語、韓国語向けフォントのNotoSansCJKがバリアブルフォントとなるほか、日本語や中国語などの文字揃えを改善。日本語の変体仮名フォントも標準搭載となった。また、機密性の高いアプリを認証が必要なスペースで保護できるPrivate Space、パスキーを使った1タップでのサインインなどがサポートされる。

 そのほかにも、低照度環境におけるカメラのプレビュー露出を調整する機能、フラッシュ強度の高度な調整機能、アプリによる録画を通知する機能などを実装した。

 ユーザーエクスペリエンスの面では、より大画面でのマルチタスクを想定し、画面分割表示したアプリのセットをお気に入りとして保存できる機能を用意。また、ユーザーデータを保持したままアプリを削除するアーカイブ機能、バッテリ駆動時間やマルチタスク時のパフォーマンス改善に向けたフォアグランドサービスの変更なども行なっている。