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8月のWindows 11月例更新、起動時にBitLocker回復が表示される問題修正

 Microsoftは13日(米国時間)、Windows 11向けの8月Windowsセキュリティ更新プログラム「KB5041585」を配信開始した。7月23日に配布した更新プログラム(KB5040527)の内容を含むほか、7月9日の更新で発生した起動時にBitLocker回復キーを求める画面が表示される問題に対処している。

 上記以外に、CVE-2024-38143として知られる脆弱性に対処している。これはWLAN AutoConfigサービスの権限昇格の脆弱性で、攻撃者はロック画面から悪意のある無線ネットワークとやりとりし、機密情報を漏洩させる可能性があるというもの。

 このほか、レジストリからNetJoinLegacyAccountReuseというキーを削除した。これは2023年9月12日の更新で脆弱性(CVE-2022-38042)に対処した新しいグループポリシーを暫定的に回避するものだったが、これを使用すると脆弱性が残る。Microsoftはドメイン管理者に新しいグループポリシーを作成する促していた。

 なお、7月23日の更新プログラムでは、スタートメニューのピン留めからアプリをタスクバーにドラッグすると、タスクバーにピン留めできる機能や、Win+Tでタスクバーにキーボードフォーカスがある際に、アプリの名前の最初の文字をタイプするとそのアプリに移動する機能などが段階的に実装されている。また、エクスプローラー関連の不具合が修正されている。