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重複タブを閉じる機能やWindows自動スタートアップを搭載したFirefox 127

 Mozillaは11日、Webブラウザの最新版「Firefox 127.0」をリリースした。最新版では複数のセキュリティ問題を修正したほか、新機能の実装も行なわれた。

 新機能としては以下のようなものが実装された。

  • Windows起動時に自動的にFirefoxも起動するオプションを追加。手動起動の手間を省け、Webブラウザ中心のデジタルルーチンを最適化できる
  • リンクヒント「rel="dns-prefetch"」を介してHTTPSドキュメントのDNSプリフェッチを最適化できる有効化作業を完了
  • タブバーの「すべてのタブを一覧表示」、もしくはタブのコンテキストメニューから重複するタブを閉じられるようになった
  • HTTPSページに埋め込まれた<img>、<audio>、<video>要素がHTTPで、混在によりロードされなくない場合、HTTPSに自動でアップグレードを試みるようになった
  • WindowsおよびmacOSでシステムパスワードや指紋認証/顔認証/音声認証が設定されている場合、about:loginsでアクセスできるFirefox Password Managerに保存されたパスワードにアクセスする場合にそれらが必要になった

 セキュリティ修正としては、新しいタブを開くときに誤ったプリンシパルが使用される可能性がある脆弱性、JavaScriptオブジェクト移植後のUse-after-freeの脆弱性、Firefoxのスクリーンショット機能を騙ったユーザー混乱やフィッシングの脆弱性の対処などが挙げられる。