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「Adobe Lightroom」にも生成AIのFirefly実装

生成AI削除

 アドビ株式会社は、同社の写真編集ソフト「Lightroom」に、生成AI「Firefly」の技術を応用した「生成AI削除」および「ぼかし(レンズ)」機能が実装されたと発表した。本日より順次実装を始めている。

 生成AI削除は、以前よりPhotoshopに実装された「コンテンツに応じて削除」の上位版とも言える機能で、より背景に馴染むオブジェクトの消去が可能。Googleの「マジック消しゴム」などと比較しても精度が高く、「ピクセルレベルでマッチする画像が生成される」という。

 この機能は早期アクセス機能として実装され、数百万人のユーザーが利用できるようになるという。スマートフォンなどモバイル版でも利用できるほか、デスクトップ版ではより精度の高い選択/消去が可能としている。

生成AI削除

 また、AIを駆使した「ぼかし(レンズ)」機能も一般提供開始された。こちらもモバイル版/デスクトップ版ともに利用できるが、デスクトップ版では被写界深度の細かい調節や、適用すべきオブジェクトの追加などが容易に行なえるようになっている。

AIを駆使したぼかし(レンズ)機能

 このほか今回のアップデートで、ソニーデジタルカメラの「α7IV」や「α7R V」といった最新モデルを含む新カメラのテザリングのサポート拡大、HDR最適化機能、フォトライブラリへの即時アクセス機能、モバイル編集画面の刷新などが行なわれた。