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高価なハイエンドスマホに喝!Snapdragon 8 Gen 2で6万9,980円の「POCO F6 Pro」

POCO F6 Pro

 小米技術日本株式会社(シャオミ・ジャパン)は、POCOブランドでSnapdragon 8 Gen 2を搭載したハイエンドスマートフォン「POCO F6 Pro」を発売した。価格はメモリ12GB/ストレージ256GBモデルが6万9,980円、12GB/512GBモデルが7万9,980円。

 1世代前とはなるが、ハイエンドのSoCを搭載しながら比較的リーズナブルな価格でハイレベルなゲーム体験を実現。また、LPDDR5XとUFS 4.0によりゲームアプリの読み込みも高速化した。ゲーム向けの最適化を行なう「WILDBOOST OPTIMIZATION 3.0」を採用し、公式のAntutu Benchmarkのスコアは1,642,770となっている。

 独自の冷却機構「リキッドクールテクノロジー4.0」を採用。POCOシリーズ初で約5,000平方mのステレンス製アイスループシステムを採用。独自のベイパーリキッド分離技術や、単一指向性サーキュレーション構造により、従来のベイパーチャンバーより高い冷却効率を実現。ゲーム時のピーク性能を最大限に維持するとしている。

ストレージ256GBモデルが6万9,980円
ストレージ512GBモデルが7万9,980円
最新ではないが、ハイエンドのSnapdragon 8 Gen 2を搭載しトップクラスのゲーム性能を実現。冷却にもこだわった

 また、5,000mAhの大容量バッテリを搭載し、「120W Xiaomiハイパーチャージ」を搭載し、約19分間で100%充電できる。また、充電効率を向上させながらバッテリ寿命を管理する「Surge P2」、安全充電を実現する47項目の保護を行なう「Surge G1」を備える。

 ディスプレイは3,200×1,440ドット表示、および1~120HzのLTPOテクノロジーを備えたC8ディスプレイパネルを採用。680億色表示、DCI-P3サポート、低ブルーライト設計、最大4,000cd/平方mの最大輝度、3,840HzのPWM調光(0~24cd/平方m時)といった特徴を備える。濡れた状態でのタッチ認識も行なえる。

 POCOはこれまでゲーミングを重視してきたが、POCO F6 Proは通常利用にも配慮しカメラを強化。メインカメラは1/1.55インチ/F1.6/OIS採用5,000万画素センサーで、高いダイナミックレンジの出力を実現する「Dual Native ISO Fusion Max」や、暗闇での撮影性能を向上する「Ultra Night Algorithm」、1ショットあたり50枚撮影できる「Burst Shot Mode 2.0」などを搭載。

メインカメラは1/1.55インチセンサーを採用
POCO Imaging Engineにより画質を向上
Dual Native ISO Fusion Maxによりダイナミックレンジを拡大
Ultra Night Algorithm
従来で撮影できなかった暗所が撮影できるように
1ショットで50枚撮影できるBurst Shot Mode 2.0

 また、プロセッサのAI機能を活用し、ユーザーの顔と生成した背景を合成する「AI Portrait」(後日アップデートで実装予定)、写っていない部分を生成AIが拡張する「AI Expansion」、不要なオブジェクトを消す「AI Magic Erase Pro」といった機能も備える。

後日アップデート(時期未定)で使えるようになるAI Portrait
AI Expansion
AI Magic Erase Pro

 筐体のデザインもこだわり、背面カバーは月面をイメージしたテクスチャが入ったガラスを採用するほか、フレームもメタルフレームにより堅牢性と質感を高めた。本体色は月の明るい面をイメージしたホワイトと、暗い面をイメージしたブラックの2種類。ブラックはカメラも金環が入ったようなものとなっている。フレームにはデュアルウィングアンテナを配し、送受信性能を高めた。

 そのほかの仕様は、OSがAndroid 14(Xiaomi Hyper OS)、インターフェイスは、カメラは背面メインが5,000万画素(OIS付き)、超広角が800万画素、マクロが200万画素、前面が1,600万画素、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3。本体サイズは74.95×160.86×8.41mm、重量は209g。

月面をイメージしたテクスチャが特徴のブラックとホワイトの2種類
ウィングアンテナの採用
発売は直販、Amazonおよび楽天。今後も販路拡大を予定しているが、オフラインでは販売を考えていないという
実機写真