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ハイネケン、アプリが使えない「退屈な電話」。代わりに人生が面白くなる?

The Boring Phone Model Type Bodega Heineken 01

 ビール製造のハイネケン(Heineken)は、Bodegaと共同でガラケー「The Boring Phone Model Type Bodega Heineken 01」(退屈な電話、つまらない電話の意)を発表した。5,000台限定としているが、入手方法は不明である。

 往年の折りたたみ携帯電話をモチーフとしている上に、2000年台前後に大流行したトランスルーセントボディを採用しているが、使える機能は「SMS」、「Eメール」、「(数ピクセル程度の)写真」、「Quick Snake」といった簡単なゲームのみだ。

 つまり、セルフィーカメラをはじめ、電子書籍を呼んだり、プッシュ通知をしたり、マップを見たり、アプリを購入したり、グループチャットをしたり、天気を見たりといった現代的な機能はほとんどない。機能のほとんどすべてが「Without」だ。「携帯電話に費やす時間を減らし、友人と一緒に生活する時間を増やそう」というのが、Boring Phoneのコンセプトである。

最新機能のほとんどがWithout

 その代わり、落下テストをクリアした堅牢性、遅いパーティーまで持つバッテリ、ステッカーを貼れるスペース、閉じると終了する通話、1/2/3を押すだけで友人へのスピードダイヤルが可能、といった特徴を持つ。

 携帯電話としては確かに名前の通り退屈かもしれないが、携帯電話から解放されたことによって生まれた友人と過ごす時間は、決して退屈ではないはずだ。

 このBoring Phoneのスペックや入手方法についてはまだ明らかにされておらず、現在メルマガの購読で最新情報が通知されるとしている。