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アイリスオーヤマの15.6型大画面Androidタブレットに新型。2万円台の8型/10.1型も

TM153M6V1-B

 アイリスオーヤマ株式会社は、新型Androidタブレット5製品を発表した。Androidタブレットとしてはかなり大型な15.6型「TM153M6V1-B」に加え、ミドルクラスの8型「TM083M4V1-B」および10.1型「TM103M4V1-B」、エントリークラスの8型「TE084M4V1-B」および10.1型「TE104M4V1-B」を用意する。3月25日より順次発売の予定。

TM153M6V1-B

 TM153M6V1-Bは、業界最大クラスを謳う15.6型ディスプレイを搭載した大型Androidタブレット。発売は5月15日で、実売予想価格は7万9,000円前後の見込み。

 同社が2022年9月に発売した15.6型Androidタブレット「TM152M8N1」の後継機種にあたる製品。仕様を見なおしつつ、価格を従来モデル(発売時12万1,980円)から大幅に抑えている。A4用紙に近いサイズの大画面を活かし、コンテンツ視聴や複数人での画面シェアのほか、画面分割機能を使用することでWeb会議などにも好適としている。前面カメラにはオートフォーカス機能も備えた。

 主な仕様は、MediaTek MT8788(8コア)、6GBメモリ、128GBストレージ、15.6型1,920×1,200ドット液晶、Android 13などを搭載。Widevine L1にも対応する。

 インターフェイスは、USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、800万画素前面/背面カメラ、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックなども備える。

 本体サイズは約366×10×224mm、重量は約1,180g。バッテリ容量は9,200mAh。

背面
スタンド用の端子はマグネットのふたで隠せる
上側面
下側面
左側面
右側面

 また、今回15.6型タブレット用の別売オプションとしてスタンド「IST-A151A-B」も新たに用意。4月8日発売で、実売予想価格は5,900円前後の見込み。

 タブレット裏面のポゴピン部分とマグネットで接続できるようになっており、スタンドとして使いながら充電も行なえる。左右180度のピボットも可能で、縦向き/横向きのどちらにも対応する。なお、本スタンドは前機種のTM152M8N1でも同様に使用できる。

別売のスタンド。前機種のTM152M8N1にも対応している
USB Type-Cケーブルは着脱式。充電専用
タブレット装着時
左右180度のピボットも可能

TM083M4V1-B、TM103M4V1-B

TM083M4V1-B(左)、TM103M4V1-B(右)

 TM083M4V1-BおよびTM103M4V1-Bは、ミドルクラス向けモデルとなるAndroidタブレット。発売はともに3月25日で、実売予想価格は8型のTM083M4V1-Bが2万9,000円前後、10.1型のTM103M4V1-Bが3万2,000円前後の見込み。

 どちらも1,920×1,200ドット液晶を搭載。後述のエントリーモデルと比べ、金属製筐体を使用しているほか、高解像度なディスプレイを採用しており、動画をより高精細な映像で楽しめるとする。GPS、近接、照度だけでなく、地磁気やジャイロ、加速度といったセンサーも搭載しており、地図や位置情報を使ったゲームのプレイにも対応できる。

 主な仕様はほぼ共通で、MediaTek MT8781(8コア)、4GBメモリ、128GBストレージ、8型または10.1型1,920×1,200ドット液晶、Android 13などを搭載、Widevine L1にも対応する。

 インターフェイスはともに、USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックなどを装備。カメラは、8型が前面/背面ともに500万画素、10.1型が前面500万画素/背面800万画素となる。

 本体サイズ/重量およびバッテリ容量は、8型が約209.5×8.7×126mm/約370gで5,000mAh、10.1型が約242.8×8.7×167.6mm/約585gで7,100mAh。

TM083M4V1-B
8型のTM083M4V1-B
背面。ロゴは縦向き
上側面
下側面
左側面
右側面
TM103M4V1-B
10.1型のTM103M4V1-B
背面。ロゴは横向き
上側面
下側面
左側面
右側面

TE084M4V1-B、TE104M4V1-B

TE084M4V1-B(左)、TE104M4V1-B(右)

 TE084M4V1-BおよびTE104M4V1-Bは、エントリークラス向けモデルとなるAndroidタブレット。発売時期および実売予想価格は、8型が4月1日で2万1,000円前後、10.1型が4月15日で2万2,000円前後の見込み。

 上述のミドルクラス向けモデルからSoCをUnisoc T606、ディスプレイを1,280×800ドット液晶へ変更し、より価格を抑えた製品。低価格ながら、GPS/地磁気/ジャイロ/加速度といったセンサーは内蔵するなど、ユーザーにとって必要十分な機能を搭載したとしており、調べものや電子書籍の閲覧などに好適とする。そのほか、カーナビや子ども用のデバイスとしての利用も見込む。

 主な仕様はほぼ共通で、Unisoc T606(8コア)、4GBメモリ、64GBストレージ、8型または10.1型1,280×800ドット液晶、Android 13などを搭載。WidevineはL3に対応する。

 インターフェイスはともに、USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックなどを装備。カメラは、8型が200万画素前面/500万画素背面、10.1型は前面/背面ともに500万画素となる。

 本体サイズ/重量およびバッテリ容量は、8型が約209.5×9.7×124.9mm/約383gで5,000mAh、10.1型が約242.3×9.7×161mm/約594gで6,000mAh。

TE084M4V1-B
8型のTE084M4V1-B
背面。ロゴは縦向き
上側面
下側面
左側面
右側面
TE104M4V1-B
10.1型のTE104M4V1-B
背面。ロゴは横向き
上側面
下側面
左側面
右側面

必要十分な機能を手頃な価格で提供

 製品発表にあわせて開催された説明会では、同社の黒物家電事業における取り組みについても紹介。同社では、機能はシンプル(Simple)、価格はリーズナブル(Reasonable)、品質はグッド(Good)の「S・R・G」の理念の下、ユーザーにとって分かりやすく、値ごろ感があり、良質で便利な製品開発を目指しているという。

 黒物家電については、引き算と選択を重要視し、機能、性能、価格のバランスを取りながら使いやすさを追究。特にタブレット製品においては、技術進化起点の開発からの脱却を掲げ、機能を使用頻度が多いものに絞り、価格を抑えつつ、必要十分の性能を確保することで、タブレット購入のハードルを下げようと努力してきたという。今回の製品についてもさまざまなユーザー層に対し、日常使いをさらに快適にすることをコンセプトに開発したと説明した。