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モバイル版Adobe Express、AIで素材画像の生成などが可能に

 Adobeは、コンテンツ作成ツール「Adobe Express」のモバイル版アプリについて、Adobe Fireflyによる生成AI機能などを搭載した最新バージョンを発表した。AndroidおよびiOS向けにベータ版として提供を開始している。

 Adobe Expressは、SNS投稿やポスター、チラシなどをすばやく簡単に作れるコンテンツ作成ツール。今回の最新バージョンでは、同社の生成AIであるAdobe Fireflyを統合しており、モバイルデバイス上でも生成AIを使った機能が利用可能となる。

 新たに搭載された主な機能としては、生成AIを使ってプロジェクトに使う素材画像を生成できる「テキストから画像生成」、簡単なテキストプロンプトを通じて人物やオブジェクトの挿入/削除/置換を行なえる「生成塗りつぶし」、生成AIでテキストに装飾やスタイルを適用できる「テキスト効果」などがある。

テキストから画像生成
生成塗りつぶし
テキスト効果

 さらに、背景の削除やサイズ変更といった編集をワンクリックで行なえる「クイックアクション」、InstagramやTikTokなどといったSNSへの投稿をプレビューしたりスケジュールしたりできる投稿予約機能を実装。テンプレートをベースに動画を作ったりリアルタイムで字幕を生成したりできる動画編集機能も追加された。

 そのほかにも、リアルタイムでの共同編集やレビュー/コメント機能、ブランドフォントやカラー、ロゴを適用しやすくする「ブランドキット」も搭載。Adobe FontsやAdobe Stockで使えるコンテンツやテンプレートの拡充も図っている。

投稿予約
動画編集も可能に
ブランドフォントやカラーを適用しやすくするブランドキット

 なお、AI機能に用いられているFireflyは商用利用が可能な設計で、作成者の名前や使用したツール、編集内容などが確認できるコンテンツクレデンシャルにも対応しており、コンテンツの信頼性と透明性を確保できるとしている。