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生成AIに望んだ回答を得るには? マイクロソフトが「Copilot」の使い方を紹介

 日本マイクロソフト株式会社は5日、生成AI機能「Microsoft Copilot」に関する最新情報や活用法を紹介する報道者向けイベント「Café Copilot」を実施した。

 イベントでは、マイクロソフト ディベロップメント株式会社 WWE Japan 開発統括本部 プロダクト マネージャーの篠塚祐紀子氏が登壇し、AIツールから望んだ回答を得るための入力であるプロンプトをより効果的に書くコツや、Microsoft Copilotの便利な機能について紹介した。

マイクロソフト ディベロップメント株式会社 WWE Japan 開発統括本部 プロダクト マネージャー 篠塚祐紀子氏

 篠塚氏によると、より効果的なプロンプトを書くコツは、「目的を説明する」、「場面と役割を設定する」、「回答の表現や出力方法を伝える」の3点を含めることであるという。

 3つのコツを含めた具体的な指示をしたうえで、生成された回答が満足いかない場合は、同セッション内で続けて条件を入力することで望んだ回答を得られると同氏は述べている。

 Copilotの便利な機能としては、表現の指示に応じた翻訳や、画像およびグラフ分析機能を挙げたほか、Copilot in EdgeにおけるWebサイトやYouTube動画、PDFの要約機能なども紹介した。

 Microsoft Copilotは、Bingの検索アルゴリズムとOpenAIの言語モデル「GPT-4(Turbo)」を統合したシステム「Prometheus」で構築された生成AI機能。

 ほかの生成AIサービスと比較して、生成した回答の出典を標準で明記するほか、回答のスタイルを「創造的に」、「バランスよく」、「厳密に」の3種類から選択でき、用途に合わせた回答を提供できることなどを特長とする。

Microsoft Copilotについて
特長の1つとして、回答を作成する際に参照したWebページが出典として明記される
Microsoft Copilotでは回答のスタイルを選択できる
Microsoft Copilotの利用イメージ