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Copilot in Windowsがプラグインに対応。フォトアプリには映り込みを消せるAI機能も

Copilot in Windowsのプラグイン機能

 Microsoftは2月29日(米国時間)、Copilot in Windowsの新機能およびフォトアプリなどにおける新たなAI機能など、Windows 11の実装される新機能について発表した。機能の多くはすでに順次展開が始まっており、4月度月例パッチ公開までには広く利用可能となる見込み。

できることが広がったCopilot in Windows

 Copilot in Windowsでは、Copilotからほかのアプリケーションへのアクセスを可能にするプラグイン機能を新たに追加。来月にも、OpenTableやShopifyといったいくつかのアプリケーションのプラグインが追加される予定だという。

 また、Copilot上からアクセスできるWindowsの機能が増加。バッテリー節約機能のオン/オフやライブキャプション機能の起動、ゴミ箱を空にする操作などが可能となる。新たに対応するアクションは以下の通り。

設定

  • バッテリー節約機能のオン/オフ
  • デバイス情報の表示
  • システム情報の表示
  • バッテリー情報の表示
  • ストレージのページの呼び出し

アクセシビリティ

  • ライブキャプション機能の起動
  • ナレーター機能の起動
  • 拡大鏡の起動
  • 音声アクセスのページの呼び出し
  • テキストサイズのページの呼び出し
  • コントラストテーマのページの呼び出し
  • 音声入力機能の起動

デバイス情報

  • 利用可能なWi-Fiネットワークの表示
  • IPアドレスの確認
  • ストレージの空き容量の表示
  • ゴミ箱を空にする操作の実行
Copilot in Windowsから呼び出せる機能が増加

フォトアプリには映り込みを消せるAI機能も

 Windows標準アプリにおけるAI機能の強化も実施しており、フォトアプリでは生成AIを用いたGenerative Erase機能を新たに実装。写真に映り込んだ邪魔なオブジェクトなどを選択し、消すことができるようになる。

 また、動画編集アプリのClipchampでは、プレビュー版の機能としてSilence removalを追加。動画内の無音部分を簡単に除去できるようになる。

 そのほかにも、AndroidスマートフォンをWebカメラとして使用できる機能や、ウィンドウスナップ機能の改善、Windows Inkの対応アプリの拡大などといったアップデートも実施される。