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弱点だった液晶が120Hzランドスケープになった「GPD WIN Mini(2024)」。OCuLink廃してType-Aに

GPD WIN Mini(2024)

 深センGPD Technologyは、7型ポータブルゲーミングPC「GPD WIN Mini(2024)」を正式発表した。近日中にもIndiegogoで出資を募り始める予定としている。

 2023年に投入した「GPD WIN Mini」のマイナーチェンジ版にあたり、CPUがRyzen 7 7840UからRyzen 7 8840UまたはRyzen 5 8640Uに進化。10%程度の性能向上を実現したという。

 また、従来のOCuLinkに代わりUSB 3.1(Type-A)ポートを搭載し、Type-Aの周辺機器の接続性を高めた。

 さらに、ディスプレイが60Hzのポートレート液晶から、ASUSのROG Allyと同じ120Hzで可変リフレッシュレート(VRR)に対応したランドスケープ液晶に変更。AR+AFコーティングにより、AR層で硬度を高めつつ反射を抑え、高い透過率で500cd/平方mの高輝度を実現。AF層で汚れや指紋をつきにくくした。

 この変更により、eDPからMIPIへの変換チップを省くことが実現し、システム全体の消費電力や発熱を抑えた。

 なお、Core UltraではなくRyzenシリーズを採用した理由として、AVX-512命令のサポートが謳われており、AVX-512を使うPlayStation 3エミュレータの速度が高速化できるとしている。

 メモリは16GBから64GB、ストレージは512GBから2TBまでを選択可能。