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Mozilla、Firefoxなどサードパーティブラウザが技術的不利を強いられていると指摘

 米Mozillaは19日、提供中のWebブラウザ「Firefox」が、ファーストパーティのWebブラウザと比べ、競争上技術的に不利を強いられているとして、関連する情報をまとめたWebページ「Platform Tilt」を公開した。

 Mozillaでは例として、デフォルトのブラウザ設定に制限を設けられたり、機能をファーストパーティブラウザのみに制限されたり、サードパーティブラウザに対しブラウザエンジンを強制されたりするといったケースを挙げ、公平な競争を技術的に妨害されていると説明。Platform Tiltを通じて、Firefoxなどサードパーティブラウザが影響を受けている問題点や改善策を明確にし、プラットフォームベンダーであるApple、Google、Microsoftに対して変更の提案を行なっていくという。

 実際にPlatform Tiltでは、Appleに対してApp Storeがサードパーティエンジンを禁止している点など、Googleに対してサードパーティブラウザエンジンで検索結果ページの品質が下がる点など、Microsoftに対してWindowsでデフォルトブラウザを変更する作業が煩雑な点などを指摘している。