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マウス、高コスパのNEXTGEAR初のゲーミングノート。デスクトップに新モデルも
2023年10月24日 17:39
株式会社マウスコンピューターは、AMDプラットフォームの採用や100%受注生産により高いコストパフォーマンスを謳うゲーミングブランド「NEXTGEAR」から、ブランド初のゲーミングノート「NEXTGEAR J6」シリーズと、ゲーミングPC「NEXTGEAR JG」シリーズにおけるRadeon RX 7800 XT搭載モデルを発売した。
本稿では、同日に行なわれた発表会の内容を中心にお伝えする。製品のニュースはすでに掲載済みのため、詳しい情報を知りたい方は下記のリンクからご覧いただきたい。
NEXTGEAR J6は、NEXTGEARでは初となる16型ゲーミングノート。グリーン筐体を特徴としており、ディスプレイにはアスペクト比が16:10で、WUXGA(1,920×1,200ドット)/165Hz表示対応の非光沢液晶を採用する。
例として、Ryzen 7 7840HSとGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載する上位モデルは18万9,800円、Ryzen 5 7535HSとGeForce RTX 4060 Laptop GPUの中位モデルは14万9,800円、Ryzen 5 7535HSとGeForce RTX 4050 Laptop GPUの下位モデルは12万4,800円となる。
【お詫びと訂正】初出時、下位モデルの価格に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。
既存のデスクトップタイプのNEXTGEAR JGシリーズでは、新モデルとして、Ryzen 7 7800X3DとRadeon RX 7800 XTを採用したモデル(NEXTGEAR JG-A7A8X)を追加。価格は25万4,800円。
同社は、新商品を記念して、PC本体に加え、34型湾曲モニター、マウス、キーボード、ヘッドセットが同梱されるセット商品を2モデルも発売。モニターはセット商品限定モデルで、マウス/キーボード/ヘッドセットはロジクール製品となる。価格は16万9,800円から。
このほか、NEXTGEAR JGシリーズではホワイト筐体を採用したモデルも今年の冬に発売される。
発表会では、代表取締役社長の小松 永門氏のほか、Advanced Micro Devices, Inc.(AMD) Corporate Vice President and General ManagerのDavid McAfee氏、ASRock Incorporation Motherboard & Gaming Monitor Business Unit Vice PresidentのChris Lee氏、Linkworld Electronic Co., Ltd. ChairmanのJefferson Lin氏、Uniwill Technology Inc. Sr. Vice President of Notebook ODM BUのRachel Chen氏などが登壇した。
小松氏は、NEXTGEARブランドについて、ゲーミングPCの単価が上昇している中でゲーミングPC市場を拡大するために、単価を抑えたゲーミングPCが必要だとして立ち上げたと紹介。今年7月の立ち上げから現在にかけて、価格面で非常に高い評価を受けていると述べた。
同ブランドはユーザーとともに作ることを開発コンセプトとしており、NEXTGEAR JGの筐体デザインやNEXTGEAR J6のグリーンカラーはSNSアンケートから決定したという。
同氏によると、NEXTGEAR J6のグリーンカラーはアンケートで断トツの票数を集めたといい、開発段階では無難な色を採用するべきではと議論になったとのことだが、ユーザーの声を第一にグリーン筐体を自信をもって出すことにしたという。なお、今後のユーザーからの声によっては新色モデルの展開もありうるとしているほか、SNSアンケートの実施や台数限定モデルを出すなども考えられると述べている。
McAfee氏は、NEXTGEAR J6やNEXTGEAR JGの新モデルに搭載されているCPUについて触れたほか、マウスコンピューターとAMDのパートナーシップに関して説明した。
両社はゲーミングに関して同じ視座を持っているといい、ゲーマーが求める性能や体験に応えるべく、これからのゲーミング市場に新たなイノベーションを共に起こしていきたいと述べた。
Chen氏は、NEXTGEAR J6の筐体設計について説明した。キーボードの使い心地や、開閉しやすさ、持ち運びやすさに注力して開発したと述べたほか、筐体カラーについても触れており、金属感を保ちつつ鮮やかな緑を実現するのに数カ月の時間を要したと語っている。
Lee氏は、NEXTGEAR JGで採用されているマザーボードに関して、製品設計や品質管理におけるASRockのこだわりを紹介。同社の20年の経験による品質第一の製品設計を行なっており、NEXTGEAR JGの性能を最大限発揮する製品となっていると述べた。
また、ASRockでは徹底した品質管理を目指して、人的なミスを減らすための完全自動化を行なっているといい、AIによる全数検査などを実施することで、ユーザーが安心して使用できる製品を提供していると語った。
Lin氏は、NEXTGEAR JGの筐体デザインについて説明した。NEXTGEAR JGの筐体では、コンセプトカーにおける引き算のデザインを参考にし、シンプルかつシャープなデザインを目指したという。また、筐体の上下にはスチールメッシュを設け、放熱性能の向上とともに、未来のテクノロジー感を演出したと述べている。
筐体は放熱構造を内蔵し、負荷の高い作業時でも内部が適切な温度を維持できるように設計されているほか、大型のビデオカードでも傾かず安定して長期間使用できるための固定用ブラケットを備えている。このほか、パネルには耐火性の再生プラスチックを使用し、エコ製品としての価値も高めたと説明した。