ニュース

Google、性能2倍で399ドルからの「Chromebook Plus」

 Googleは2日(現地時間)、Chromebookの新カテゴリとなる「Chromebook Plus」を発表した。既存のChromebookブランドと比べて2倍の性能を実現できるとしており、米国での発売は10月8日から、価格は399ドルから。Acer、ASUS、HP、Lenovoから順次製品が投入される予定。

 Chromebook Plusでは、メモリやストレージ容量を2倍とするなど、ハードウェア要件をChromebookより引き上げており、より高い処理性能やAI機能を提供する。具体的には、CPUが第12世代Core i3またはRyzen 3 7000シリーズ以上、メモリが8GB以上、ストレージが128GB以上、ディスプレイがフルHD IPS液晶以上、Webカメラが1080p以上の解像度かつ時間ノイズ抑制機能付きとされている。

 AI機能の強化としては、Web会議において音声ノイズキャンセリングや背景ぼかしに対応するほか、標準搭載のGoogleフォトアプリにマジック消しゴム機能を追加。また、Web版のAdpbe PhotoshopやAdobe Express Premium、LumaFusion Proなどを使ったクリエイティブ作業も可能だとしている。なお、Chromebook Plusの購入者には、3カ月分のWeb版Adobe PhotoshopおよびExpressの利用権と、LumaFusionの25%割引も提供される。

Google Meetでのノイズキャンセリングや背景ぼかしに対応
Googleフォトでマジック消しゴムが使えるように
Web版Photoshopを使ったクリエイティブ作業も可能だという

 そのほかのAI機能として、2024年以降には、SNSへの投稿など短い文章を推敲してくれる機能や、テキストプロンプトから壁紙を生成する機能、Web会議時の背景画像を生成する機能なども実装予定だという。

短文の下書きやAIによる推敲を受けられる機能
Google Meetの背景画像をAI生成
Do more than you thought you could | The all new Chromebook Plus