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Razer、薄型軽量なレバーレスアケコン「Kitsune」などゲーミングデバイスを順次投入

 Razerは、今後国内で発売予定の各種ゲーミングデバイスを発表した。レバーレスタイプのアーケードコントローラ「Razer Kitsune」、Android搭載ゲーム機「Razer Edge」、ゲーミングヘッドセット「Razer BlackShark V2 HyperSpeed」、ゲーミングチェア「Razer Fujin」シリーズなどを順次投入する予定。

Razer Kitsune

 Razer Kitsuneは、ジョイスティックに代わって4方向のボタンを搭載したレバーレスタイプのアーケードコントローラ(アケコン)。国内でもすでに発表済み、予約受付中の製品で、発売は9月27日。価格は4万9,880円。

 同社としては久々のアーケードコントローラで、アクチュエーションポイントが1.2mmと一般的なリニアメカニカルスイッチよりも応答性を高めたという独自スイッチ「Razerリニアロープロファイルオプティカルスイッチ」を採用する点が大きな特徴。標準では静音性の高いリニアスイッチを備えるが、ホットスワップにも対応しており、好みにあわせてスイッチを自由に交換できる。

レバーレスタイプのアーケードコントローラとなる
Razerリニアロープロファイルオプティカルスイッチを採用
ホットスワップにも対応している

 薄型かつ軽量な筐体設計により、オフライン大会への持ち込みなど携帯性に優れる。天板は取り外し可能なアルミ製で、ケーブルも着脱式ながらプレイ時には抜けないロック機構も装備。側面にはRGB LEDも内蔵しており、イルミネーションも楽しめる。

 対応機器はPlayStation 5およびPC(Windows)。本体サイズは296×210×19.2mm、重量は800g。

薄型軽量でオフライン大会などでも持ち運びしやすい
ストリートファイター6とのコラボモデルも10月27日に発売予定

 また、ストリートファイター6とのコラボモデルとなる「Razer Kitsune CAMMY EDITION」および「Razer Kitsune CHUN-LI EDITION」ついても、10月27日の発売を予定している。

本体。ボタンの静音性も高い
薄型設計で持ち運びしやすい
ケーブルはプレイするときには抜けにくく、プレイしないときには簡単に外せる設計

Razer Edge

Razer Edge(左右のコントローラはRazer Kishi V2 Pro)

 Razer Edgeは、Snapdragon G3X Gen 1を搭載したAndroidポータブルゲーム機。スマートフォンのような本体部分に加え、Androidスマートフォン向けゲームコントローラの「Razer Kishi V2 Pro」が同梱され、装着するとゲーム機のようにも使える。国内ではWi-Fiモデルのみの展開となり、10月発売予定で、価格は8万9,880円。

 2022年10月に米国で発表された製品だが、およそ1年遅れで国内でも販売されることとなった。SoCにSnapdragon G3X Gen 1を搭載し、ディスプレイには6.8型144Hz表示対応AMOLEDを採用している。

 同梱のRazer Kishi V2 Proはマイクロスイッチを採用するほか、ゲームにあわせて振動するRazer Hypersense Hapticにも対応。トリガーやマクロボタン、3.5mmイヤフォンジャックなどを備えており、装着することで、ポータブルなAndroidゲーム機として使える。

Snapdragon G3X Gen 1や144Hz表示対応の6.8型AMOLEDを搭載
振動機能のRazer Hypersense Hapticにも対応
主な特徴
マイクロスイッチを採用
トリガーやマクロボタンも装備
3.5mmオーディオジャックも備える

 主な仕様は、6GB LPDDR5、128GB UFS 3.1、6.8型2,400×1,080ドット表示対応AMOLEDなどを搭載。

 インターフェイスは、USB Type-C、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、500万画素インカメラなどを備える。

 本体サイズ/重量は、本体のみが260×85×11mm/247g、Razer Kishi V2 Pro装着時で260×85×33.9mm/386g。

背面
Razer Kishi V2 ProからRazer Edgeを取り外したとき

 また、Razer Kishi V2 Proについては単体での販売も行なう。10月発売予定で、価格は2万990円。なお、現時点ではUSB Type-Cを搭載するiPhone 15シリーズには対応していないという。

Razer BlackShark V2 HyperSpeed

Razer BlackShark V2 HyperSpeed

 Razer BlackShark V2 HyperSpeedは、高品質マイクを搭載した軽量設計の無線ゲーミングヘッドセット。2023年冬の発売を予定しているが、国内価格は未定。なお、米国での価格は129.99ドルとなっている。

 すでに販売中の「Razer BlackSharck V2 Pro アップグレードモデル」から一部仕様を変更し、価格を抑えたモデル。32kHzのサンプリングレートに対応したRazer HyperClear Super Widebandマイクは変わらず搭載し、据え置き型マイクに匹敵する高音質を実現したとする。280gの軽量設計ながら、最大70時間のバッテリ駆動が可能で、15分充電で最大6時間動作できる急速充電もサポートしている。

 接続方式は、2.4GHz無線、Bluetooth、USB有線の3系統に対応。Razer TriForceチタニウム50mmドライバを搭載し、再生周波数は12Hz~28kHzで、インピーダンスは32Ω。

Razer Fujinシリーズ

Razer Fujin Pro

 Razer Fujinシリーズからは、「Razer Fujin」および「Razer Fujin Pro」の2製品を投入。高耐久メッシュ素材を使用したゲーミングチェアで、国内では2023年冬の発売を予定しているが、国内価格は未定。なお、米国での価格はそれぞれ599ドル、999ドルとなっている。

 どちらも耐久性や通気性の高いメッシュ素材を採用し、オフィスチェアのようなデザインが特徴。背もたれや座面が姿勢にあわせて動くシンクロチルト機能を搭載し、チルトの強度も調整できる。

高耐久かつ高通気性のメッシュ素材を採用
シンクロチルト機能も装備
上位のRazer Fujin Proでは4Dアームレストなども備える

 FujinとFujin Proの違いとしては、フレーム素材がナイロン製またはアルミ合金製、3Dヘッドレストが別売りまたは付属、ランバーサポートの調整が高さのみまたは高さ・水平方向、アームレストの調整範囲が3Dまたは4Dとなる点などが挙げられる。

Razer FujinとFujin Proの違い