文書作成もプレゼン作成もAIで。「Microsoft 365 Copilot」が11月1日に一般提供

　Microsoftは、オフィススイート「Microsoft 365」におけるAI機能「Microsoft 365 Copilot」を11月1日に企業顧客向けに一般提供開始する。

　Microsoft 365 Copilotは3月に発表され、Visa、General Motors、KPMG、Lumen Technologiesといった企業で先行プレビューを行なってきたが、ついに一般提供も開始する。リリースの中で具体的な機能については触れられていないが、発表時には以下のような機能が予告されていた。

• Outlook - 概要に基づく文面、返信メールの自動作成
• PowerPoint - 述べたい内容とページ数を指示するだけでプレゼンを自動作成
• Word - 書きたいことを1段落Copilotに伝えるだけで文書作成。長文要約も
• Excel - 売上データのシートをCopilotに指示するだけでサマリー/成長シナリオ生成
• Teams - 議事録自動作成、カレンダーからのタスク作成、役立つ資料の自動検索

　同時に、これまで「Business Chat」としていた機能を「Microsoft 365 Chat」としてリリース。職場のデータ全体を把握しているため、文書作成や出張予約、電子メールの確認などをフォローする。

　一方、個人向けのMicrosoft 365では、AIを駆使した「Designer」が利用可能になる。OpenAIの「DALL-E 3」を利用した画像生成が可能になり、既にある画像オブジェクトや背景の追加と削除、オリジナルの高品質画像生成が手軽に行なえる。