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Windows 11が9月26日に大型アップデート。メモ帳やペイント、フォトが機能強化、Windows Copilot実装

 米Microsoftは、9月26日に行なわれるWindows 11の大型無料アップデートの一環としてAIコンパニオン「Windows Copilot」をプレビューとして実装すると発表した。

 Windows Copilotを使えば、煩雑なタスクを、チャットのようなやり取りで簡単に行なえる。動画では、「作業に集中できる音楽を再生して」でSpotifyアプリを開いてFocus Mixのプレイリストを提案したり、「ウィンドウを整理して」と打つと複数ウィンドウの一括整理を自動で行なったり、ダークモードへの切り替えを一発で行なったり、文章の下書きを自動で生成したり、切り抜いた画像の背景をAIで自動処理して削除したりする様子が明らかにされた。

 Windows Copilotのほかに、26日のアップデートでは、一部Insiderで先行プレビューされた「ペイント」アプリの背景自動消去機能やレイヤー機能、「Windows フォト」アプリの被写体以外の背景をぼかす機能、「Snipping Tool」のテキスト抽出コピー/機密情報編集機能、「Clipchamp」の自動作成機能、「メモ帳」のセッション状態の自動保存、「メールアプリ」に代わる「Outlook for Windows」の実装が行なわれる。

 「ファイル エクスプローラー」の画面が刷新され、ホーム、アドレスバー、検索ボックスが導入される。ファイルを開かなくても重要で関連性があるコンテンツにアクセスできるという。また、「ナレーター」の新しい自然音声の実装、アプリやファイル、設定を簡単に移行できる「Windows バックアップ」が実装される。

 「Bing」と「Edge」のAI機能も刷新され、過去の会話に基づくパーソナライズされた回答が行なえるようになったほか、買い物に関してもCopilotから推奨事項を表示するようになった。

 画像生成AIの「Bing Image Creator」に関してはDALL-E 3モデルに刷新され、より美しい作品、指や目の細部のレンダリングの向上を実現した。なお、生成AIで作成された画像には暗号化手法を用いて、作成された日付を含む電子透かしを追加する。

 このほか、「Bing Chat Enterprise」がEdgeのモバイルアプリでも利用可能になり、マルチモーダルビジュアル検索とBing Image Creatorが利用可能になった。