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Microsoft Teams、参加者の声を聞き分けやすくする空間オーディオ機能

 Microsoftは1日(米国時間)、Web会議ツールのMicrosoft Teamsに空間オーディオ機能を追加した。会議に参加する各ユーザーの声を空間的に分離することで、対面での会話を再現し、より自然なリスニング体験を提供できるとしている。

 人同士が会話をするとき、現実世界で対面している場合には、両耳を使って音の発生源を識別できる。一方でWeb会議では、さまざまな参加者の声が単一のチャンネルにまとめられ、モノラルオーディオとして送られてくる場合が多く、そういった空間コンテキストが失われてしまう。

 Teamsの空間オーディオ機能では、参加者の映像表示と音の発生源を一致させることで、誰が話しているかを直感的に分かりやすくする。また、複数の話者が同時に話している場合でも識別しやすくなり、Web会議における疲労や負荷を低減できるという。

 本機能はすでにTeamsのデスクトップアプリ向けに提供を開始しており、設定の「デバイス」の項目から有効化が可能。ステレオヘッドセットを使用している場合に最も効果が発揮できる。なお、Bluetoothデバイスはプロトコルの制限上利用できないが、LE Audio対応デバイスについては将来的にサポートするとしている。

デスクトップアプリではすでに利用可能