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Amazfit、AIコーチング機能や高精度な測位を備えたランナー向けスマートウォッチ
2023年7月19日 19:00
Zepp Healthは19日、Amazfitブランド初のランナー向けスマートウォッチ「Amazfit Cheetahシリーズ」として、「Amazfit Cheetah」および「Amazfit Cheetah Pro」の2モデルを発表した。発売日は25日で、価格は順に4万9,900円、5万9,900円。
Amazfit Cheetahシリーズは、正確なGPSやランニング中の快適な操作性、AIによるコーチング機能など、ランニングに焦点をあてた機能を備えたスマートウォッチ。シリーズの名称には、本シリーズの製品を用いてランニングをすることで、動物のチーターのように、速くしなやかな走りを追及してほしいという思いが込められている。
ランニング向けの機能として、本シリーズ用にアップグレードされたAIコーチング機能「Zepp Coach 2.0」のほか、ワンタップでランニングを始められる「クイックスタートアイコン」、タッチ操作をロックしてボタン操作のみにする「ボタンモード」、設定したランニング時間や目標心拍数などに達すると通知する「アラート設定機能」、ケイデンスアシスタント機能、仮想ペーサー機能などを搭載する。
Zepp Coach 2.0では、AIを活用したオーダーメイドのランニングプランの生成が可能。プランはランニングレベル、目標とするレースの日付や距離、レース目標、身体的特徴、週に何回トレーニングしたいかなどに基づいて生成される。
衛星測位システムは、GPS/GLONASS/GALILEO/BDS/QZSS/NavICの6衛星測位をサポートするほか、「Amazfit GTR 4/GTS 4」から導入された業界初のデュアルバンド円偏波GPSアンテナ技術「MaxTrack GPS Technology」も搭載する。
L1帯とL5帯の2つの衛星信号を拾うことで、高層ビルのある都市や高い木のある公園を走る時でもマルチパス干渉を減らし、従来モデルよりも高精度のトラッキングが可能だという。
また、Amazfit専用アプリ「Zepp」からマップをダウンロードすることで、スマートウォッチ上にマップを表示できる「オフラインマップ機能」も装備。
ナビゲーション機能では、リアルタイムでのトラッキング/ナビゲーションのほか、現在位置からスタート地点までをつなぐ最短の直線をウォッチ上に表示する「ダイレクトリターンナビゲーション」、辿ってきたルートを戻れるようナビゲートする「ルートリターンナビゲーション」、知人の辿ったコースなどを辿れる「ルートインポート」の5つを備える。
健康管理機能としては、Zepp OS 2.0による心拍数/ストレス/血中酸素濃度などの自動モニタリング機能や、睡眠スケジュールの設定機能、睡眠の質を確認する機能などを搭載する。
エントリーモデルのAmazfit Cheetahは、ディスプレイに454×454ドットの1.39型AMOLEDを搭載し、ベゼル素材は繊維強化ポリマー、バンド素材はリキッドシリコンを採用。文字盤のカバーには、指紋防止コーティングが施されたPanda強化ガラスを使用する。
接続はBluetooth 5.3に対応。イヤフォンによるウォッチ単体での音楽再生をサポートする。カラーはスピードスターグレーで、本体サイズは46.7×46.7×11.9mm、重量は47g。
上位機種のAmazfit Cheetah Proは、ディスプレイに480×480ドットの1.45型AMOLEDを搭載し、ベゼル素材はチタン合金、バンド素材はナイロンを採用。文字盤のカバーには、指紋防止コーティングが施されたGorilla Glass 3を使用する。
接続はBluetooth 5.0のほかWi-Fiにも対応。イヤフォンだけでなく本体スピーカーによるウォッチ単体での音楽再生機能や、Bluetooth通話機能も備える。カラーはラントラックブラックで、本体サイズは47×47×11.8mm、重量は43g。
共通の仕様としては、5ATMの耐水性を持ち、バッテリ容量が440mAhで、駆動時間が省電力モードで最大24日間、標準的な使用で最大14日間、ハードな使用で最大7日間としている。対応OSはAndroid 7.0以降/iOS 12.0以降。