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ASUS、Core i9-13980HX搭載の「Vivobook」。高性能からエントリーまで新機種多数
2023年4月21日 11:00
ASUSは、台北のASUS本社において新製品発表会を開催し、メインストリームノートPC「Vivobook」シリーズの日本市場向け2023年春夏モデルを多数発表した
Vivobook Pro 16X OLED K6604JI
Vivobook Pro 16X OLED K6604JIは、プロのクリエイターだけでなく、映像コンテンツ制作などを楽しむハイエンドユーザーをターゲットとした製品。
Vivobookシリーズではあるが、最大でCPUにCore i9-13980HX、ディスクリートGPUにGeForce RTX 4070を搭載でき、優れた冷却性能を備える「IceCool Pro」の採用など、クリエイター向けハイエンドモデル「ProArt Studiobook」シリーズに匹敵するスペックを採用する。
ノートPCながらデスクトップPCに匹敵する優れた性能を発揮する。メモリは32GB(最大64GB)、内蔵ストレージは容量1TBのPCIe 4.0 SSDを搭載している。
ディスプレイは、3,200×2,000ドット表示対応の16型有機ELディスプレイを採用。DCI-P3カバー率100%、ΔE<2、PANTONE認証取得、リフレッシュレート最大120Hz、輝度最大6,000cd/平方m、HDR対応と、こちらもProArt Studiobookシリーズ搭載の有機ELディスプレイに匹敵する優れた表示性能を備えている。
このほか、207万画素Webカメラ、指紋認証センサー、各種Adobe製品に対応するダイヤル型コントローラを内蔵するタッチパッド「ASUS DialPad」を搭載し、キーボード面にISO21702/ISO22196準拠の抗菌技術「ASUSアンチマイクロバイアルガード」が施される。
サイズは355×249×22.35~23.3mm、重量は約2.18kg。価格は24万5,999円から。
【表1】Vivobook Pro 16X OLED K6604JIの主な仕様 | |
---|---|
プロセッサ | Core i9-13980HX |
メモリ | LPDDR5X-5500 16GB(最大16GB) |
内蔵ストレージ | 512GB PCIe 4.0x4 SSD |
ディスクリートGPU | NVIDIA GeForce RTX 4060/6GB |
ディスプレイ | 15型有機EL、2,880×1,620ドット |
無線LAN | IEEE 802.11ax 2x2(Wi-Fi 6E) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
キーボード | 102キー日本語キーボード、キーボードバックライト |
ポインティングデバイス | マルチタッチタッチパッド |
カメラ | 207万画素Webカメラ |
生体認証 | 指紋認証 |
インターフェイス | USB 4×1<BR>USB 3.0 USB 2.0×2 HDMI microSDカードスロット 3.5mmオーディオジャック |
OS | Windows 11 Home 64bit |
内蔵バッテリ容量 | 70Wh |
駆動時間 | 未定 |
サイズ/重量 | 359.8×234.3×18.9~19.95mm/約1.8kg |
Vivobook Pro 15 OLED M6500XV
Vivobook Pro 15 OLED M6500XVは、性能と価格のバランスに優れるモデルだ。AMDのモバイル向け最新プロセッサであるRyzen 7 7840HSと、ディスクリートGPUにNVIDIA GeForce RTX 4060を採用することで、映像コンテンツの制作はもちろんゲームも楽しめる性能を実現。
また、ディスプレイにはアスペクト比こそ16:9だが、2,880×1,620ドット表示対応、DCI-P3カバー率100%、Delta-E 2未満、PANTONE認証取得、リフレッシュレート最大120Hz、輝度最大6,000cd/平方m、DisplayHDR TrueBlack 600対応と、上位モデルと遜色のない表示性能を備える15型有機ELディスプレイを採用。
メモリはLPDDR5x-5500を16GB、内蔵ストレージは容量512GBのPCIe 4.0 SSD。Windows Hello対応の指紋認証センサーやAIノイズキャンセリング機能なども搭載する。キーボード面にはASUSアンチバクテリアガードが施される。サイズは359.8×234.3×18.9~19.95mm、重量は約1.8kg。価格は17万2,999円から。
なお、Vivobook Pro 15 OLEDには、CPUにCore i9-13900H、ディスクリートGPUにNVIDIA GeForce RTX 4060採用するモデル「Vivobook Pro 15 OLED K6502VV」も用意される。そちらの価格は21万9,800円から。
Vivobook Pro 15 OLED M6500XV | |
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プロセッサ | Ryzen 7 7840HS |
メモリ | LPDDR5X-5500 16GB(最大16GB) |
内蔵ストレージ | 512GB PCIe 4.0x4 SSD |
ディスクリートGPU | NVIDIA GeForce RTX 4060/6GB |
ディスプレイ | 15型有機EL、2,880×1,620ドット |
無線LAN | IEEE 802.11ax 2x2(Wi-Fi 6E) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
キーボード | 102キー日本語キーボード、キーボードバックライト |
ポインティングデバイス | マルチタッチタッチパッド |
カメラ | 207万画素Webカメラ |
生体認証 | 指紋認証 |
インターフェイス | USB 4 USB 3.0 USB 2.0×2 HDMI microSDカードスロット 3.5mmオーディオジャック |
OS | Windows 11 Home 64bit |
内蔵バッテリ容量 | 70Wh |
駆動時間 | 未定 |
サイズ/重量 | 359.8×234.3×18.9~19.95mm/約1.8kg |
Vivobook×A BATHING APEコラボモデルが登場
今回の発表会でサプライズ的に紹介されたのが、裏原宿系ファッションブランド「A BATHING APE」とのコラボレーションしたモデルだ。
製品パッケージはA BATHING APEのキャラクター“マイロ”が描かれた特別パッケージを採用し、キーボードは「A」、「P」、「E」のキートップが特別仕様になり、ほかにもマイロなどが描かれたキーも用意するなど、ファンにはたまらないモデルとなっている。
展示会場では、Vivobook S 15 OLEDをベースとした試作機を展示していたが、現時点では仕様が未公開となっており、展示機のまま登場するかどうかはわからない。発売時期や価格、販売方法なども未発表だが、近い将来に詳細を発表する予定とのことだ。
そのほかの最新Vivobookシリーズ
Vivobookシリーズの日本市場向け2023年春夏モデルは、先に紹介した3製品以外にも多くの製品が発表されたので、そちらを一覧で紹介する。
Vivobook Pro 16 K6602VV
CPUにCore i9-13900H、ディスクリートGPUにNVIDIA GeForce RTX 4060採用。メモリは16GB、内蔵ストレージは容量512GBのPCIe 4.0 SSD。16型WUXGA IPS液晶ディスプレイを搭載。サイズは355.5×252×19.5~20mm、重量は約1.9kg。価格は21万9,800円から。
Vivobook 14X/15X/16X
CPUに最大Core i9-13900Hを採用。メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大容量1TBのPCIe 3.0x4 SSDを搭載。ディスプレイは14型液晶、15.6型液晶、16型液晶と豊富なラインナップを用意。価格は9万9,800円から。
Vivobook 14/15 OLED/16/17
普段使いを意識したモデル。CPUに最大Core i9-13900Hを採用。メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大容量1TBのPCIe SSDを搭載。キーボード面にISO21702/ISO22196準拠の抗菌テクノロジー「ASUSアンチマイクロバイアルガード」が施される。ディスプレイは、14型、16型、17型液晶に加えて、2,880×1,620ドット表示、リフレッシュレート最大120Hz対応の15.6型有機ELディスプレイ搭載モデルも用意。価格は10万9,800円から。
Vivobook Go 14 E1404FA/Vivobook Go 15 OLED E1405FA
薄型軽量筐体のVivobook Goシリーズ最新モデル。プロセッサにRyzen 5 7520Uを採用し、メモリは最大16GB、内蔵ストレージは容量512GBのPCIe 3.0x2 SSDを搭載。14型液晶搭載モデルと15.6型有機ELディスプレイ搭載モデルを用意。
Vivobook 13 Slate OLED T3304GA
キーボードデタッチャブル型の2in1 PC。CPUにCore i3-N300を足用し、メモリは8GB、内蔵ストレージは256GBのUFS。フルHD表示対応の13.3型有機ELディスプレイを搭載。スタイラスペンのASUS Pen 2.0が付属する。価格は11万9,800円から。