Siriの不具合や悪用済み脆弱性2件を修正、iOS/iPadOS 16.4.1提供開始

　Appleは7日、iOS 16.4.1およびiPadOS 16.4.1を提供開始した。どちらも、押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題や、Siriが応答しないことがある問題を修正している。

　またセキュリティ関連では、カーネル権限でアプリが任意のコードを実行できてしまうIOSurfaceAcceleratorの脆弱性(CVE-2023-28206)と、細工されたWebコンテンツを通じて任意コード実行できてしまうWebKitの脆弱性(CVE-2023-28205)に対処。

　影響を受けるのは、iPhone 8以降、iPad Pro(全モデル)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第5世代以降)、iPad mini(第5世代以降)。どちらの脆弱性もすでに悪用を確認しているという。