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iOS 16提供開始。ロック画面の大幅機能強化など

iOS 16

 Appleは、UI周りのカスタマイズ機能などを強化した「iOS 16」の提供を開始した。iPhone SE(第2世代)以降、およびiPhone 8シリーズ以降のデバイスをサポートする。

 iOS 16では、ロック画面に大きな変更を実施。ウィジェットの配置や時計/日付のフォント変更が可能となり、通知の表示位置も画面下部へと移動した。また、ロック画面が複数作成できるようになり、簡単に切り替えられるようになった。ロック画面ごとに集中モードの有効/無効を連動させるといった機能も用意した。

 メッセージアプリにおける改善点としては、送信後15分以内のメッセージの編集や、2分以内の送信取り消しに対応。メッセージの未開封マークやSharePlayによるコンテンツの同時視聴機能も加わった。メールアプリにおいても、送信後10秒以内の送信取り消しや指定日時に送信するあとで送る機能、リマインダーなどをサポート。メール検索機能の強化も図っている。

 そのほか、安全でパスワードレスなサインインを実現するパスキー、Safariでタブやブックマークをシェアできる共有タブグループ、iPhone単体でのフィットネストラッキング、ヘルスケアアプリでの服薬管理など、多数の機能追加/改善を実施している。

 あわせて、複数のセキュリティ修正を実施した「iOS 15.7」も提供を開始。iOS 16と同等のセキュリティ修正をiOS 15向けに適用するもので、連絡先やマップ、Safari、カーネルなどにおける脆弱性に対処している。

iOS 16と同等のセキュリティ修正を適用するiOS 15.7