ニュース

OpenAI、ChatGPT APIを提供開始

 OpenAIは1日、ChatGPTおよびWhisper用のAPIを提供開始した。開発者はAPIを通じて各サービスを利用できるようになる。

 ChatGPT APIでは、製品版ChatGPTで用いられているものと同じ「gpt-3.5-turbo」モデルを採用。価格は既存GPT-3.5モデルと比べて10分の1となる、1,000トークンあたり0.002ドル。システム全体の最適化により、大幅なコスト削減を達成したとしている。

 音声テキスト変換のWhisper APIでは、Large-V2モデルを採用。オンデマンドでのアクセスとなり、価格は1分あたり0.006ドル。さまざまなファイルフォーマットの音声を元に文字起こしや翻訳が可能で、ほかのサービスと比べても高速に処理できるとしている。

 同社ではあわせてAPIの利用規約を改定。ユーザーからAPIを通じて送信されたデータについて、ユーザーの同意なく、モデルの学習を含むサービス改善に利用しないこと明記するなど、変更を行なった。また、SnapやShopifyといったアーリーアクセスユーザーによるChatGPTおよびWhisperの活用事例も紹介している。

Snap「My AI for Snapchat+」
Shopify「Shop」