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Raspberry Pi、1,200万画素のソニーIMX708採用カメラモジュール
2023年1月10日 11:42
Raspberry Piは9日(現地時間)、Raspberry Pi用の高性能カメラモジュール「Raspberry Pi Camera Module 3」を発表した。CSIコネクタを備えたRaspberry Pi(つまり400と2016年に発売されたバージョンのZeroを除く)で利用可能。
ソニーの1,200万画素裏面照射型CMOSセンサー「IMX708」を採用し、高画質を実現したほか、幅広いダイナミックレンジを実現。視野角の違いで、標準的な66度(垂直)の視野角を持つレンズを搭載したモデルが25ドル、102度(垂直)の広視野角レンズを搭載したモデルが35ドルとなる。
1世代前のモデルはソニーのIMX219を採用しており、出力画素数は3,280×2,464ドット(810万画素)だった。その一方で1ピクセルの受光サイズは1.12μm。IMX708では1.4μmに大型化しつつ、出力画素数は4,608×2,592ドット(約1,190万画素)に向上した。また、4ピクセルを合成して1つのピクセルとして出力するHDRも対応する。
レンズはオートフォーカスをサポートする。通常では信頼性が高い位相検出方式(PDAF)だが、PDAFの結果が利用できない場合は独自のコントラスト検出方式(CDAF)を採用する。ちなみにセンサーサイズは1/2.43インチ(旧モデルは1/4インチ)。
このほか、M12マウントのレンズが利用できる「Raspberry Pi High Quality Camera」のバリエーションモデルを50ドルで発売開始した。こちらのセンサーはIMX477。