HTC、VR/MR両対応のオールインワン型HMD

VIVE XR Elite

　HTCは6日、パススルー対応でVRとMRの機能を併せ持つオールインワン型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「VIVE XR Elite」を発表した。同日より国内でも事前予約受付を開始しており、価格は17万9,000円。発送は2月下旬以降の見込み。

　VIVE XR Eliteは、VRとMRの両方のコンテンツを利用できるのが特徴のHMD。VR HMDとしてUSB Type-Cによる有線またはWi-Fi 6Eによる無線でPCと接続できるほか、MR向けの機能として1,600万画素のRGBパススルーカメラを備えており、周囲の環境をカラーで鮮明に捉えられるという。

　4つの広視野角トラッキングカメラや深度センサーを備え、6DoFのインサイドアウトトラッキングやハンドトラッキングに対応。54～73mmでのIPD(瞳孔間距離)無段階調整機能や片目ごとの焦点距離ダイヤルも備える。ディスプレイ解像度は片目で1,920×1,920ドット、リフレッシュレートは90Hz、視野角は最大110度となる。

　そのほかSoCはSnapdragon XR2、メモリは12GB、ストレージは128GBを内蔵。バッテリはホットスワップに対応し、重量バランスに配慮して後頭部側に配した。筐体は折りたためる構造で持ち運びやすい。コントローラも左右1基ずつ付属する。