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発表したばかりの「Radeon RX 7900 XTX」をチェック。DP 2.1で高解像度対応
2022年11月4日 09:25
別記事でも紹介している通り、AMDは同社が11月3日(米国時間、日本時間11月4日未明)に米国ラスベガスの会場で行なった記者会見において、RDNA 3アーキテクチャを採用した最初の製品として「Radeon RX 7900 XTX」、「Radeon RX 7900 XT」の2製品を発表。発表後には製品の展示も行なわれ、実物展示や動作デモ、8K高解像度環境への対応がアピールされた。
Radeon RX 7900 XTXが展示される、出力ポートの配置などが明らかに
AMDはRDNA 3アーキテクチャに対応した新GPUとなるRadeon RX 7000シリーズを発表し、Radeon RX 7900 XTX、Radeon RX 7900 XTの2製品を12月13日より販売開始すると発表した。
その発表会後に行なわれた展示会では、発表されたばかりのRadeon RX 7900 XTXが展示された。
Radeon 7900 XTXは、355Wと従来よりもややTBP(Total Borad Power、ボード全体で消費する最大消費電力)が増えているが、8ピンのPCI Express補助電力を2つでまかなうことが可能になっており、NVIDIAがGeForce RTX 4090で導入したような新しいPCI Express 5.0の電源コネクタは必要になっていない。実機でも8ピン×2の端子があることが確認できた。
モニター出力はHDMIが1つ、DisplayPortが2つ、USB Type-Cが1つとなっており、USB Type-CもAlt Mode対応だと考えると、3つのDisplayPortが利用できる計算になる(ただし、USB Type-CがDP 2.1に対応しているかは外観からはわからなかった)。
AMDはDP 2.1対応を盛んにアピール、来年初頭にはDP 2.1に対応した高解像度モニターが登場
今回AMDはこのRadeon RX 7000シリーズの特徴で、DisplayPort 2.1に対応していることを盛んに強調しており、展示会場のデモにおいても、Samsung Electronicsの80型8Kモニター(Neo QLED 8K UHD Smart Tizen TV)と55型4K湾曲モニター(Odyssey Ark)との組み合わせで快適にゲームができることがアピールされていた。
AMDによれば、2023年初頭からはDisplayPort 2.1に対応した高解像度モニターが出回るようになる計画で、SamsungがOdyssey Neo G9という8K Ultrawideのモニターを来年のCESで公開する計画であることなどが明らかにされている。