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日本人の約3割、世界では約半数が他人のパスワードを知っている。Avast調べ

他人のパスワードを知っている人は世界平均で53%

 Avastは、パートナーとのパスワードの共有に関する調査結果を発表した。これによると、他人のパスワードを知っていると回答した人は、世界平均で53%、日本国内で29%だった。調査は、日本、アルゼンチン、イギリス、フランス、ブラジル、スペイン、メキシコ地域で、7,000人以上を対象に、2022年8月26日から9月7日にかけて実施した。

 国内でみると、他人のパスワードを知っている人のうち、現在のパートナーのパスワードを知っていると答えた人は45%(世界平均は66%、以下同)、元パートナーのものを知っている人は3%(15%)となった。後者については、割合が1桁だったのが日本だけだったという。

 元パートナーのパスワードについては、サービス別でみると、Facebookが30%(59%)、仕事のメールアドレスが40%(52%)となった。加えて、GoogleやSnapchatなどを利用して位置情報にアクセスできると答えた人は11%(19%)で、パスワードが分からなくても追跡できてしまうケースがあるという。

 調査対象国の中で見ると、日本ではほかの国と比べてパスワードを共有している人は少ないものの、知らないうちに自身のアカウントのパスワードを変更されたことがあるかについて聞いたところ、23%(26%)があると回答したという。

 スマートフォン内のプライベートな情報が悪用されるケースもあることから、同社では、パートナーとの交際が終わってしまった場合に、鍵など物理的なものの返却だけでなく、共有した/知られた可能性のあるパスワードの変更、位置情報を共有するアプリの設定確認といった「デジタル別れ」の作業も必要だとしている。