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OBSベータ版がGeForce RTX 40シリーズのAV1エンコードに対応

Steamにおけるベータ版の選択で利用可能になるOBS Studio 28.1 Beta 1

 動画配信ソフト「OBS Studio」が、最新のベータ版28.1 Beta 1において、NVENCのAV1エンコードをサポートした。現在GitHubからダウンロードできるほか、Steam版を利用している場合はオプションの設定でベータ版の使用を有効にすれば利用できる。

 GeForce RTX 40シリーズビデオカードのNVENCでは、AV1のハードウェアエンコーダを搭載しているが、OBS Studio 28.1 Beta 1でこれに対応。現時点ではNV12およびP010カラーフォーマットでのみ動作し、録画用のシンプルな出力モードでのみ使用可能。また、「rescale」といった機能は使用できないとしている。

 このほか28.1 Beta 1ではNVENC使用時のプリセットの分割(プリセット、チューニング、マルチパスモード)、P1~P7プリセットの設定(数字が高ければ高いほど高画質)、遅延と品質のチューニング機能の追加などが行なわれた。

 また、Windows 11 22H2においてDirect3D 9のゲームが正しくキャプチャされないバグの修正、「常に手前に表示」機能の「表示」メニューへの移動、特定のソースが選択可能な仮想カメラ機能などの追加が行なわれた。