ニュース
HDR配信/ビデオキャプチャやApple Siliconに対応した「OBS Studio 28.0」
2022年9月1日 12:54
ライブ配信ソフト「OBS Studio」の最新バージョンとなる「OBS Studio 28.0」が1日に公開された。10bitカラー/HDRビデオのエンコードやApple Siliconのネイティブサポートなどが主な強化点となる。
10bitカラー/HDRビデオエンコード機能は、GTX 10シリーズ以降またはRadeon 5000シリーズ以降のGPUにて利用可能。QuickSyncおよびApple VTについては現状非対応となる。一部キャプチャデバイスを通じたHDRビデオキャプチャも可能となったほか、YouTube LiveでHLSプロトコルを使用している場合に限り、HDRでのライブ配信も行なえる。
また、Apple Siliconデバイスへのネイティブサポートを実施。さらに、新機能の導入やバグ修正、最新OSへのサポート強化などを目的として、ユーザーインターフェイスツールキットをQt 5からQt 6へとアップデートした。これにともない、Qt 5に依存する旧来の一部プラグインがバージョン28以降では利用できなくなる。なお、主要なプラグインの対応状況については、一覧で情報を公開している。
そのほか新機能として、Windows向けには、アプリごとの音をキャプチャできる「Application Audio Capture」や、GPU支援型の背景除去機能「NVIDIA Background Removal」の追加、macOS向けには、ScreenCapture KitによるOBS Studio単体での音声キャプチャ対応や、Apple VTエンコーダの機能強化なども実施している。
OBS Studio 28.0, our 10th anniversary release, is now out!
— OBS (@OBSProject)September 1, 2022
This release adds 10-bit and HDR Video Encoding, Apple Silicon support, integrated NVIDIA Background Removal, a new AMD encoder plugin, a new default theme, and more!
Release notes & download:https://t.co/pWQX4p2soE